将棋界、歴代四冠達成者

どうもstsです。

今日から新年度ですね。

さて4月といえば将棋界では名人戦がはじまる時期です。

今期の名人戦豊島将之名人(竜王)に渡辺明三冠(棋王・王将・棋聖)が挑戦します。竜王名人VS三冠というまさに頂上決戦です。

今回の名人戦でもし渡辺三冠が奪取すると四冠に到達することになり、そこが一つの注目点となっています。

では過去将棋界で四冠を達成した棋士は何人いるのか、どういう棋士だったのかまとめてみました。

※三冠達成者のまとめはこちら

oknsts1018.hatenablog.com

 

さっそくどうぞ!

 

 

 

 

 

①「不死鳥」大山康晴十五世名人

四冠:1960年(名人・九段・王位・王将※全冠制覇)

五冠:1963年(名人・九段・棋聖・王位・王将)

将棋界、初の四冠達成者は、大山康晴十五世名人でした。大山先生は升田幸三実力制第四代名人に次ぐ三冠独占を達成すると、翌年タイトル戦に昇格した王位戦で初代王位に輝き、そのまま四冠独占となりました。大山先生は四冠独占をそのまま続け、新設された棋聖戦でも初代棋聖となり、五冠独占となりました。

大山先生は亡くなる69歳までA級に在籍し続け、ガンで入院を余儀なくされても復帰して対局する様から「不死鳥」とも呼ばれました。

【大山十五世名人の主な記録】

・タイトル通算獲得数:80期(歴代2位)

・通算勝数:1433勝(歴代2位)

 

 

②「棋界の太陽」中原誠十六世名人

四冠:1973年(名人・十段・王位・王将)

五冠:1978年(名人・十段・棋聖・王位・王将)

大山先生に次ぐ2人目の四冠達成者は中原誠十六世名人でした。大山先生から当時史上最年少となる24歳での名人獲得をした翌年、三冠だった中原先生は、内藤國雄王位(当時)からストレートで王位を奪取し、四冠を達成。そしてその5年後には五冠を達成しました。同年、六冠独占をかけて加藤一二三棋王に挑戦しますが、こちらは敗退となり、全冠独占とはなりませんでした。

中原先生は長く続いた大山時代を打ち破っていく様から「棋界の太陽」と呼ばれ、王道を往く本格派居飛車党の指しまわしは「自然流」とも呼ばれました。

【中原十六世名人の主な記録】

・タイトル通算獲得数:64期(歴代3位)

・通算勝数:1308勝(歴代5位)  

 

 

③「泥沼流」米長邦雄永世棋聖

四冠:1985年(十段・棋聖棋王・王将)

3人目の四冠達成者は米長邦雄永世棋聖。当時三冠を保持していた米長先生は、中原十段から十段を奪取。当時あった7大タイトルの過半数を占めると同時に若手時代ライバルであった中原先生を王座の一冠となりました。

米長先生は終盤、局面を複雑化して逆転していく様から「泥沼流」の棋風で知られ、また本人の見た目から「さわやか流」という棋風で呼ばれることもありました。

【米長永世棋聖の主な記録】

・タイトル通算獲得数:19期(歴代6位)

 ・通算勝数:1103勝(歴代7位)

逆転のテクニック (将棋連盟文庫)

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④「光速流」谷川浩司九段(永世名人資格者)

四冠:1992年(竜王・王位・王座・王将)

4人目の四冠達成者は谷川浩司九段です。1991年の時点で谷川先生はは竜王と王位の二冠でしたが、年明けからの棋聖戦(当時は年度内で2回行われていた)と王将戦で冬の棋戦を得意としていた南芳一二冠から連続で奪取。一気に四冠へと駆け上がりました。

谷川先生は終盤で一気に相手の王様を寄せていく様から「光速流」の棋風で知られ、また駒が前進する手を選びやすいところから「前進流」とも呼ばれます。

【谷川九段の主な記録】

・タイトル通算獲得数:27期(歴代4位)

・通算勝数:1333勝(歴代3位) 

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⑤「将棋界のスーパースター」羽生善治九段(永世七冠資格者)

四冠:1993年(竜王棋聖・王座・棋王)

七冠:1996年(竜王・名人・棋聖・王位・王座・棋王・王将※全冠独占)

現在最後の四冠達成者となっているのが羽生善治九段です。1993年の前年に谷川浩司竜王(当時)から竜王を奪い、三冠となりタイトル保持数でついに逆転した羽生竜王は翌年の棋聖戦でも谷川棋聖(当時)から奪取し、四冠となります。勢いは増し1996年にはついに当時あった七冠全てを独占。この時は「羽生フィーバー」とも呼ばれ、将棋界を越えて日本全体で話題となりました。

羽生先生は2017年にはついに永世七冠を達成し、将棋界初となる国民栄誉賞を受賞しました。将棋界を代表する存在であり、そしてトップ棋士として走り続ける姿はまさに「将棋界のスーパースター」そのものです。

【羽生九段の記録】

・タイトル通算獲得数:99期(歴代1位)

・通算勝数:1456勝(歴代1位)

羽生善治 タイトル99期、1434勝の軌跡

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以上のように達成しています。実は羽生九段が1993年に四冠を達成して以降、四冠になった棋士は羽生九段しかいないんですね。

それだけ羽生先生を中心に25年近くタイトル戦が動いていたともいえます。

 

そしてタイトル通算獲得数で見ると、1~6位の棋士が入っています。渡辺先生はタイトル通算獲得数では現在歴代5位。これで四冠を達成すれば歴代通算タイトル獲得数上位6人は全て四冠達成者ともなります。

また四冠達成者は全員通算1100勝以上を果たしています。もし渡辺三冠が四冠を達成すればこの法則から、将来1100勝以上する可能性が高いかもしれません。

 

さて、今期の名人戦、豊島名人が防衛して連覇を達成するのか、それとも渡辺三冠が奪取して四冠となるのか非常に注目です!

 

※追記(2021年12月5日)

渡辺三冠は名人戦の前に棋聖のタイトルを奪われ、名人は奪取しましたが、四冠達成とはなりませんでした。

その翌年藤井聡太三冠が竜王を奪取、史上4人目の四冠達成者となっています。

本ブログ過去記事振り返り②

どうもstsです。

 

今回は過去記事振り返りの記事です。

早いもので投稿した記事も100を超えていました。昨年の5月に一度振り返りをやりましたが、それの続編みたいなものです。

oknsts1018.hatenablog.com

 

興味のあるものがぜひご覧ください。

それではさっそくどうぞ!

 

①将棋 11記事

この約半年間で最も多くあげた内容の記事が将棋でした。

中でも特にアクセス数が多かったのがこちら、

oknsts1018.hatenablog.com

 昨年の秋の竜王戦豊島将之名人(当時)が竜王奪取したことに伴い、アクセス数がかなり伸びていました。

 

 

個人的にお気に入りの記事はこちら

oknsts1018.hatenablog.com

 思いきって書いてみました。完成するまでが長かったのをよく覚えています。

 

あともう一つ作るのが大変で記憶に残っているのがこちら。

oknsts1018.hatenablog.com

 やはり年齢と何ヵ月というのを調べるので苦労しました。

 

 

②SASUKE  8記事

年末にかけてかなりあげたのはSASUKEの記事です。11月~12月はほとんどSASUKEの記事だった記憶があります。最も反響があった記事はこちら。

oknsts1018.hatenablog.com

 やはり完全制覇者は気になる人が多くてアクセスされていると思われます。

 

個人的にお気に入りの記事はこちら

oknsts1018.hatenablog.com

 近年のSASUKEの特徴をステージ別にまとめてみました。4回に分けてまとめたので印象に残っています。

 

③その他テレビ番組 6記事

こちらは単発記事。その中で最も反響のあった記事はこちら。

oknsts1018.hatenablog.com

 M-1終了後に調べてあげてみたのですが、歴代No.1のアクセス数を誇っています。現在当ブログのアクセス先はほとんどこの記事が占めています。

 

個人的にお気に入りの記事はこちら。

oknsts1018.hatenablog.com

 オリエンタルラジオのブレイク史をまとめてみました。これからのお二人の活動にも注目です。

 

 

スポーツマンNo.1決定戦 4記事

こちらは私の好きだったテレビ番組。前回の振り返りの時は記事の数では将棋に次いで2位でしたが、今回はこの位置。新しく放送されることがなく、記憶の勝負になっているところがあるので今回は4記事でした。

スポマンの4記事で最も人気があったのはこちら

oknsts1018.hatenablog.com

 スポマンの目玉競技、ショットガンタッチのスポーツ別のトップ10をまとめた記事。スポダン以降のものも入っているので興味ある方は是非ご覧ください。

 

そして特に印象に残っているのはこちら

oknsts1018.hatenablog.com

 個人的に好きな大会、2007年のプロスポーツマンNo.1決定戦のショットガンタッチをまとめたものです。逃げ切りをはかるポールさんと海外流出を防ごうとする日本人アスリートの戦いは見ていて白熱しました。

 

 

⑤幕末志士 4記事

私の好きなゲーム実況者。本ブログでもたびたびまとめ記事をあげさせてもらっています。特にアクセス数が多いのはこちら。

oknsts1018.hatenablog.com

 10月~12月の活動と1年分の活動を簡単にまとめたのがこちらの記事です。

 

お気に入りはこちら。

oknsts1018.hatenablog.com

 定期的に更新している記事。これからも記録を残していければと思います。

 

 

⑥しゃべくり007 3記事

こちらは私の好きなテレビ番組。しゃべくり007で登場したキャラクターや有名なセリフを3回に分けてまとめてみました。

oknsts1018.hatenablog.com

しゃべくりファンとして一度まとめたかった記事なのであげれて良かったです(笑)

 

 

Numer0n 2記事

こちらも私の趣味の一つ。Numer0nですね。最近は2記事しかあげていませんでした。あげた2つはアイテム考察。個人的にお気に入りの記事でもあります。

oknsts1018.hatenablog.com

 防御アイテム編も書いていましたが、残念ながらこちらはお蔵入りです。

 

 

⑧東大王 2記事

こちらも私の好きなテレビ番組の一つ。今最も人気あるクイズ番組といっても過言ではありません。東大王の3rdシーズン、4thシーズンにおける東大王チームと伊沢さんの直接対決の記録をまとめました。

oknsts1018.hatenablog.com

 どちらもお気に入りの記事です。

 

 

阪神タイガース 2記事

こちらは私の好きなプロ野球球団。ペナント最終盤における継投作戦&連勝はとても盛り上がりましたよね。そのテンションそのままにまとめたのがこちら。

oknsts1018.hatenablog.comまとめたくなるぐらい素晴らしい投手リレーです。

 

 

⑩XENO 2記事

こちらは私が最近ハマりだしたカードゲーム(ボードゲーム)。中田敦彦さんとヒカルさんの対戦を振り返りました。ヌメロンに比べて始めて日が浅いのであまり高いレベルで書かれていません(汗)

oknsts1018.hatenablog.com

  

 

以上のようになっています。

ここ半年ちょいぐらいの記事をざっと振り返ってみました。添付している記事が多くて見にくかったですかね(汗)

しかし振り返ると、色々なものを書いてきましたね。こうやって書けるモチベーションになるのも、それもすべてはご覧になってくれている方々のおかげでもあります。ありがとうございます。

次は150記事を越えたあたりでできればなと思っています。

ではまた!

東大王チームと伊沢拓司さんの直接対決まとめ(4thシーズン編)

どうもstsです。

 

今回は東大王に関する記事です。

東大王について取り上げるのは約8ヶ月ぶりです。

 

本日放送された東大王は、水上さんの卒業回で、涙・感動ありの回となりました。

そして今回で4thシーズンも終了ということで、今回も東大王チームと伊沢さんの直接対決をまとめてみました。

3rdシーズンの記事はこちら。 

oknsts1018.hatenablog.com

 

 

それではさっそくどうぞ!

※Finalステージは、1対1で行われる早押し対決と全員一斉に行われる早押し対決がありますが、今回も直接対決ということで1対1の時の記録のみをまとめています。

※東大王は放送地域によって何週か遅れが存在します。放送地域によっては以下の記事でネタバレになってしまうので、放送を楽しみにしている方は見るのをご遠慮することをおすすめします。

 

 

【8月14日】

林輝幸【東大文学部の叡知】VS伊沢拓司【元東大最強の知識王】

前回の3rdシーズン最終回でも実現した組み合わせ。問題は地球から迫る世界遺産を答える問題。ジャスコ林が地球段階で押す「地球押し」で勝負をかけるも誤答。その後伊沢さんがしっかり見定めて正解。林さんに対して連勝を収めます。

 

鶴崎修功【IQ165の天才】VS伊沢拓司

こちらも前回も実現した組み合わせ。過去の対戦成績は伊沢さんの2勝となっています。問題はひらめき問題。前回のお返しとばかりに今回は鶴崎さんが驚異的な早押し。結果は見事正解。鶴崎さんは伊沢さんとの直接対決で初勝利を収めるとともに、4thシーズンの東大王チームの初勝利をもたらしました。

 

【8月21日、8月28日】

全員一斉早押しクイズのため直接対決はなし。

連勝は2でストップ。

 

【9月11日】

3rdシーズン10連勝による、ハワイ修学旅行で直接対決はなし。

 

【9月18日、9月25日】

全員一斉早押しクイズのため直接対決はなし。勝利。

 

【10月2日】

この回で水上が卒業を発表。久々の1対1早押しバトルも伊沢のカードを引けずこの週も直接対決はなし。

 

【10月23日、10月30日、11月20日

全員一斉早押しクイズのため直接対決はなし。4連勝。

ここで敗退。連勝ストップ

勝利

 

【11月27日】

林輝幸VS伊沢拓司

約3ヶ月の直接対決。通算3度目の林さんと伊沢さんの直接対決。問題はもはや番組お馴染みの地球から迫る世界遺産を答える問題。ここで伊沢さんが伝家の宝刀「地球押し」。見事正解。伊沢さんが意地を見せます。

 

鶴崎修功VS伊沢拓司

こちらは通算4度目の直接対決。過去の対戦成績は伊沢さんの2勝1敗。海外の観光名所を答える問題。今回も伊沢さんが驚異的な早押しを制し、正解。このお二方の対決はいつも電光石火の早押しになります。

 

水上颯【東大医学部のプリンス】VS伊沢拓司

いよいよクライマックス。4thシーズン初の頂上決戦。過去の対戦成績は伊沢さんの3勝2敗。問題は星座でしりとりをして空欄を埋める問題。ここもお互い恐ろしいほどの早押し。先に点いたのはまたしても伊沢さん。ここも落ち着いて正解。まさに「キング・伊沢」の名にふさわしい強さでした。

 

【12月18日、1月8日】

前回同様、早押しバトルも伊沢カードを引けず。

翌週も早押しバトルも伊沢カードを引けず、直接対決はなし。

2週とも勝利し、2連勝

 

【1月15日、1月22日、1月29日、2月12日】

全員一斉早押しクイズのため、直接対決はなし。

4週とも勝利し、6連勝

 

【2月19日】

鈴木光【スタンフォードが認めた才媛】VS伊沢拓司

3ヶ月ぶりの直接対決。鈴木光さんとの直接対決は9ヶ月ぶりです。

問題は地球から迫る世界遺産を答える問題。今回も伊沢さんが地球押し。迷う素振りを見せますが見事正解。

 

林輝幸VS伊沢拓司

通算4度目となる師弟対決。またしても地球から迫る世界遺産を答える問題。一瞬先に押したのは林さん。これを見事正解。林さんはついに師匠である伊沢さんに勝利します。これで東大王チームは7連勝。

 

【2月26日、3月4日】

全員一斉早押しクイズのため直接対決はなし。

2週とも勝利。ついに9連勝

 

【3月18日】

鈴木光VS伊沢拓司

1ヶ月ぶりの直接対決。過去の対戦成績は伊沢さんの2勝。問題は絵画を見て画家の名前を答える問題。問題が表示されると鈴木さんが驚異的な早押し。これを見事正解。ついに伊沢さんからの初勝利をあげるとともに10連勝を達成しました。

 

(エキシビジョンマッチ)

水上颯VS伊沢拓司 

水上さんの卒業とういうことで、水上さんからの最後のわがままで伊沢さんとの直接対決。正真正銘のラストマッチです。問題は部首名でのしりとり。伊沢さんが問題の表示と同時に押しますが、誤答。水上さんがその後に落ち着いて見事正解。伊沢さんとの頂上決戦で勝利し、有終の美を飾り、卒業となりました。

 

 

以上のようになっています。

特番時代から出演していた水上さんの卒業ということで最後の伊沢さんとのラストマッチは見ていて胸が熱くなりましたね。

4thシーズンの伊沢さんとの直接対決の成績は伊沢さんから見て5勝3敗(エキシビジョンマッチを入れると5勝4敗)でした。3rdシーズンに比べると1対1の早押しクイズでの伊沢さんの登場回数が少なかったですが勝ち越しているのはさすがです。また3rdシーズンに比べて伊沢さんを倒すシーンが目立ち東大王チームが力をつけている証拠ともいえます。

次回からは水上さんが卒業したため、おそらく鶴崎さんが大将を務める東大王チームとなり5thシーズンに突入します。

これからの東大王も見逃せません! 

順位戦の制度改革

どうもstsです。

 

今回は将棋に関する記事です。

季節は3月となり、順位戦の最終戦も終わりました。昇級・降級を巡る争いはやはり注目が集まりますよね。

 

さて将棋界において長い歴史を誇る順位戦ですが、来期の69期から順位戦で少し規定が変わるのをご存知でしょうか。

何が変わるのかというと、昇級枠や降級枠の人数が変わるところがあるんですね。なぜこういうことが起きたのかというと順位戦の参加人数が増えてきているんですね。

 

今期で見てみるとB級2組が25名、C級1組が36名、C級2組が52名となっています。順位戦に参加している総数で見ると歴代最多の137名となっています。かつても同様な事態はありましたが、フリークラス制度の導入により一時的なスリム化に成功しました。しかしその後も増え続け、昇級枠の増加を図るべきではないかという声は上がっていました。

 

C級2組は新四段が毎年最低でも4人新たに参加し、C級1組は昇級枠が2名なのに対してC級2組の昇級枠が3枠なので、やはりこの2クラスはどうしても増えやすくなってしまいます。それでは来期からどう変わるのか。各クラスごとにまとめてみました。さっそくどうぞ!

 

【A級】

今までと同じ。

定員:10名

挑戦者:1名

降級:2名

名人戦の挑戦権を争い、将棋界のトップ10名が在籍するクラス。毎年一斉対局が行われる最終戦での挑戦権争い、降級争いは将棋界一ともいえる注目度を誇り、「将棋界の一番長い日」とも呼ばれる。

 

【B級1組】

降級枠が拡大。

定員:13名

昇級:2名

降級:2名→3名

「鬼の住処」とも呼ばれるクラス。今までは昇級、降級ともに2名ずつだったが、来期から降級枠が下位3名に変更される。今までになかったほど入れ替わりが激しいクラスになる。

 

【B級2組】

昇級枠、降級点枠がともに拡大

定員:なし

昇級:2名→3名

降級点:下位5分の1→下位4分の1

降級:降級点2回で降級

来期から谷川浩司九段、藤井聡太七段が在籍するクラス。若手から中堅、ベテランまで入り混じるクラス。来期からは昇級枠が広がり、降級点もつきやすくなる。B級2組以下は定員数が決まっていないのが特徴。

 

【C級1組】

昇級枠、降級点枠がともに拡大

定員:なし

昇級:2名→3名

降級点:下位5分の1→下位4.5分の1

降級:降級点2回で降級

もはや一番昇級が難しいと言われているクラス。近年の人数増加から昇級の厳しさがかねがね言われていたが、ついに制度改革。来期からは3名が昇級し、こちらも降級点がつきやすくなる。

 

【C級2組】

変更なし

定員:なし

昇級:3名

降級点:下位5分の1

降級:降級点3回で降級

プロ入りした棋士が一番最初に参加するクラス。こちらは変わらず一番大所帯のクラスとなっている。今回は変更なしということであったが、長期的に見直しも進めるとのこと。

 

以上のようになっています。A級とC級2組は変更なしで、B級1組~C級1組は変更されます。

ここ近年、C級1組以下のクラスで1期抜けしようと思うと全勝が絶対条件のようになっていて、なかなか抜け出しにくくなっていたので個人的には賛成です。

来期からは今まで以上に入れ替わりが激しくなります。今回の制度改革で順位戦がどうなっていくのが非常に注目です。

XENO振り返り(中田敦彦さんVSヒカルさん)後編


【XENO】中田敦彦 vs ヒカル〜後編〜頭脳と強運のバトルはドラマチックな展開に…

 

どうもstsです。 

最近、XENOの知名度が少しずつ上がってきているので嬉しいです。

今回も前回の続き、中田さんVSヒカルさんのXENO振り返りです。

前回は前編を振り返りましたが、今回は後半です 

※今回もネタバレを大いに含んでいます。動画で楽しみたい方はまずそちらをご覧ください。

 

それではさっそくどうぞ!

 

4th Game

 

ヒカル→【4】乙女(守護)

まずはヒカルさん。4を出します。これで次の中田さんの出したカードの効果を封じれます。しかし4を捨てたということでヒカルさんの残したカードは5以上の可能性が高くなりました。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→4

残り山札14枚、転生札1枚

 

中田→【2】兵士(捜査)

中田さんはここで2を出します。しかし先ほどの守護の効果で、数字を当てにいくことはできません。中田さんはここで2を捨てたということで残したカードは3以上の可能性が高そうです。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→4

・中 田→2

残り山札13枚、転生札1枚

 

ヒカル→【1】少年

続いてヒカルさん。1を出します。1枚目の1なの効果は何もありません。依然として5以上の可能性が高そうです。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→4・1

・中 田→2

残り山札12枚、転生札1枚

 

中田→【8】精霊(交換)

ここで中田さんは8を出します。ここでお互いの手札がわかります。ヒカルさんの手元にカメラが寄ると10の英雄。中田さんは手持ちが8と10だったから仕方なく8を出したんですね。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→4・1

・中 田→2・8

残り山札11枚、転生札1枚

 

ヒカル→【1】少年(革命)

お互いの手札がわかってい状態でしかもヒカルさんは10を保持しているため、ここで2か6を引ければ勝利が確定します。

結果は1。しかし2枚目の1なので公開処刑となります。中田さんが1枚引いて2枚ともオープン。すると2と9の2枚!ここでヒカルさんはどうせ負けるならかっこよく負けたいと2を選びます。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→4・1・1

・中 田→2・8・2

残り山札9枚、転生札1枚

 

中田→【9】皇帝(公開処刑)

ここで中田さんは先ほど残された9を出して公開処刑。引く意味はありませんが、一応1枚引いて、2枚ともオープン。手札は6と10でした。中田さんは王家の剣で英雄を倒し勝利をもぎ取りました。

 

中田さんの連勝でスコアをタイに戻します。

しかしヒカルさんは2枚目の少年で公開処刑をした時、2を選ばずに9を選んでいればまだ試合は続いていました。

例えその後2で10の英雄を当てられても転生札で復活することができます。ヒカルさんはこのルールを見落としていたのか、それともこのまま続けても勝てないと踏んで諦めて本当に綺麗な散り際を選んだのかはわかりません。

これで最終ゲームに進みます。

 

Last Game

 

 ヒカル→【3】占師(透視)

まずはヒカルさん。3を出して中田さんの手札を見ます。一方的に相手の手札を序盤から見れるのは大きいですよね。

しかしこれでヒカルさんは4以上のカードを残した可能性が高くなりました。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→3

残り山札14枚、転生札1枚

 

中田→【7】賢者(選択)

中田さんは「使うしかないですね。」と7を出します。この発言から見るに先ほど見られたカードは7だったようです。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→3

・中 田→7

残り山札13枚、転生札1枚

 

ヒカル→【4】乙女(守護)

続いてヒカルさんは4を出してガードをします。これで次の中田さんの攻撃は無効化されます。

ヒカルさんは4を出したということで5以上のカードを持っている可能性が高くなりました。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→3・4

・中 田→7

残り山札12枚、転生札1枚

 

中田→【3】占師(透視)

まずは先ほどの賢者の効果でカードを3枚引きます。中田さんの手元にカメラ寄ると4と6と8。どれを残したかはわかりません。

そして中田さんは3を出します。しかし乙女の効果で無効化されているのでヒカルさんの手札は見れません。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→3・4

・中 田→7・3

残り山札11枚、転生札1枚

 

ヒカル→【8】精霊(交換)

ここでヒカルさん。使わざるを得ないと8を出します。お互いの手札を交換します。これでお互いがお互いの手札をわかっている状態となります。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→3・4・8

・中 田→7・3

残り山札10枚、転生札1枚

 

中田→【5】死神(疫病)

中田さんはここで5を出します。ヒカルさんは山札から1枚引きます。手元にカメラが寄ると4と9。これより、さかのぼって中田さんが賢者で3枚引いたときに選んでいたカードは4で、交換してヒカルさんの手元に4が移っていたことがわかります。

中田さんはここで「大きいのを引きました?」と質問。ヒカルさんは「引いてないです。」とサッパリ答えます。中田さんはそれを信じて1枚選び、4が捨てられます。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→3・4・8・4

・中 田→7・3・5

残り山札8枚、転生札1枚

 

ヒカル→【9】皇帝(公開処刑)

ヒカルさんはなんとここで9を出します。しかしこれで中田さんはヒカルさんが10を手元に残したと確信します。

中田さんは1枚引いて手札をオープン。すると6と8。セオリー通り大きい8をヒカルさんは選びます。しかし中田さんは8を出して交換されたとき、手元から10が消えるのを恐れたから8を選んだと推測します。

さらに「9を出さなければいけない環境なんて他にない」と読みを入れます。しかしヒカルさんは「エンターテイナーなんです。こっちは。」と反論。You Tuberたるゆえんの盛り上げる一手を選んだのか、それとも大ハッタリか。またしても心理戦です。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→3・4・8・4・9

・中 田→7・3・5・8

残り山札6枚、転生札1枚

 

中田→【2】兵士(捜査)

ヒカルさんは10だと確信している中田さん。しかし自分自身の手札の6は先ほどの公開処刑でバレています。しかし6を捨てたくてもヒカルさんが10を持っている可能性が高い以上なかなか捨てられません。

しかしここで引いたカードは2!流れは中田さんに傾いているのか。ここ一番でほしいカードがきます。コールした数字は10番。見事正解。土壇場で踏みとどまります。

ヒカルさんは10を当てられたため、手札がなくなりますが、皇帝に以外に脱落させれた場合は転生札を使って復活できます。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→3・4・8・4・9・10

・中 田→7・3・5・8・2

残り山札5枚、転生札0枚

 

ヒカル→【1】少年

10を出されてしまったヒカルさん。しかし中田さんの手札は6と分かっています。ここで2を引くことができれば勝利は確定します。

しかし結果は1。1枚目の1なので効果はありません。やはり風向きは中田さんの方にあるのでしょうか。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→3・4・8・4・9・10・1

・中 田→7・3・5・8・2

残り山札4枚、転生札0枚

 

中田→【6】貴族(対決)

現在、10も9もそして8も出されおり、現在最強のカードは7となっています。6を手にしている中田さんはここで7を引ければ勝利が確定です。

「7番じゃないですよね?」とヒカルさんに問いかけます。ここでお互いお茶に手をつけて、乾杯。映画みたいなシーンです。

「僕はアンラッキーのようでラッキーだったんじゃないかな?」と一言。6を机に叩きつけます。お互いに手札をオープン。すると中田さんは6。ヒカルさんは「ありがとうございます」と7を出します!。「ギャーー」と叫ぶ中田さん。

最後に勝利をもぎ取ったのはヒカルさんでした。中田さんはヒカルさんの持っているカードが7以外なら勝ちでしたが、その1枚しかない7を引いていたのがヒカルさんでした。実は転生札で出てきたカードが7だったとのこと。9と10を引き、さらに7さえも引いてしまう驚異的な運を見せつけました。

 

以上のような大白熱の試合となっていました。

最後は1枚しかない7を引いてしまうヒカルさん。そして最後は2枚とも6を持っているため6を出すしかありませんがクライマックスのため盛り上げる演出までする中田さん。見ているだけで面白いゲーム内容でした。

XENOは心理戦、頭脳戦、さらに運全てが組み合わさっているゲームなので見ているだけで本当に面白いですよね。

 

この記事が好評ならまた続編もあげていければと思います。

ではまた!

XENO振り返り(中田敦彦さんVSヒカルさん)前編

 


【中田敦彦 vs ヒカル】カードゲーム「XENO」〜前編〜

どうもstsです。

 

今回のテーマは初のXENO(ゼノ)です。

XENOとはオリエンタルラジオ中田敦彦さんが考案したカードゲームです。

元々はラブレターというゲームがあり、それにアレンジを加えたものがXENOとなっています。

 

現在You Tubeに中田さんが実際にプレイしている動画あがっています。

今回はその動画の中田敦彦さんVSヒカルさんの振り返りをしてみたいと思います。

※ネタバレが大いに含まれています。動画で楽しみたい方はまずそちらをご覧ください。

それではさっそくどうぞ!

 

1st Game

ヒカル→【5】疫病(死神)

ヒカルさんまずは5の疫病を出します。

そして死神の効果で中田さんは1枚引きます。カメラが中田さんの手元に寄ると8と4を持っています。そしてヒカルさんは4を捨てさせます。

そしてヒカルさんは5を出したということで6以上のカードを持っている可能性が

高くなりました。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→5

・中 田→4

残り山札13枚、転生札1枚

 

中田→【2】兵士(捜査)

そして中田さん。早くも2を出して、ヒカルさんの数字を当てにかかります。するとヒカルさん、「これが5番なんですよね。偶然にも5番が2枚きたんですよ。」と自ら申告。これが本当に5なのかハッタリなのか。早くも心理戦が始まります。

これに対し中田さん、5を持っていて5というのはリスクが高すぎるため、6・7あたりだと予想。ここでカメラがヒカルさんの手元に寄ります。持っているのは7番。予想がバッチリはまってます。しかし中田さんがコールした数字は6番。2択を外します。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→5

・中 田→4・2

残り山札12枚、転生札1枚

 

ヒカル→【2】兵士(捜査)

続いてお返しとばかりにヒカルさんが2を出して中田さんを刺しにかかります。気の抜けない戦いが続きます。

中田さんは1ターン目で2を出しているため3以上のカードを持っていると考える

のが妥当です。ヒカルは残りの数字を可能性を言っていたとき、3で目が泳いだのを見て3をコール。しかし結果は外れ。やはり序盤で2で当てるのは難しいですね。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→5・2

・中 田→4・2

残り山札11枚、転生札1枚

 

中田→【5】疫病(死神)

続いて中田さん。5を出してヒカルさんに1枚引かせます。するとヒカルさん、シャッフルせず、どっちを取られても変わらないと、毅然とした態度で挑みます。そして中田さんが選んだ7を捨てさせられます。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→5・2・7

・中 田→4・2・5

残り山札9枚、転生札1枚

 

ヒカル→【6】貴族(対決)

ここでヒカルさん、「中田さん・・・残念ながら・・・」と言いながら6を出します。対決でお互い持っている手札をオープン。ヒカルさんは10に対し、中田さんは8。

ヒカルさんが勝利を収めます。ヒカルさんは先ほどのターンで中田さんに5を出された際、どちらを取られても変わらないとおっしゃっていましたが、実は7と10を持っていました。ハッタリだったんですね。そこで中田さんは7を選んだため、ヒカルさんの手元に10が残り、このターンで6を引き勝利を収めました。

まさにヒカルさんが完全に圧倒した内容でした。

 

 

2nd Game

ヒカル→【4】乙女(守護)

まずはヒカルさん。「手札が強いな・・・」とボソリ。4を出してガードをします。次の中田さんの攻撃が無効化

されます。

ここで4を出したということで5以上のカードを残したと考えるのが妥当です。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→4

残り山札14枚、転生札1枚

 

中田→【5】死神(疫病)

続いて中田さん。5を出しますが、ヒカルさんの守護が効いているため疫病の効果は出ません。

中田さんは5を出したため6以上のカードを残した可能性が高そうです。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→4

・中 田→5

残り山札13枚、転生札1枚

 

ヒカル→【1】少年

続くヒカルさん。1の少年を出します。1枚目の1なので何も効果は起きません。5以上のカードを残した可能性が引き続きあります。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→5・1

・中 田→4

残り山札12枚、転生札1枚

 

 

中田→【7】賢者(選択)

中田さんのターン。ここで7を出します。このターンは何も起きませんが、次に3枚引くことができます。

ここで7を出したということで、8以上のカードを持っている可能性が高くなりました。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→5・1

・中 田→4・7

残り山札11枚、転生札1枚

 

 

ヒカル→【2】兵士(捜査)

ここでヒカルさん、2を出してまたしても中田さんを刺しにかかります。中田さんは先ほど7を捨てているため、7以上の可能性が高い。しかし7を2枚持っている可能性はさすがに低い。となると9と10は1枚しかないため、確率で高いのは8番と予想。運と言いつつも実に論理的な思考。しかし結果は外れ。中田さんは先ほどのターン。9や10という強いカードを持っていたから7を捨てたのか、それとも強いカードを引くために3枚引ける7を捨てたのか、わかりません。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→5・1・2

・中 田→4・7

残り山札10枚、転生札1枚

 

中田→【1】少年(革命)

まずは中田さんが先ほどの賢者の効果でカードを3枚引きます。中田さんの手元にカメラが寄ると引いたカードは、1・4・8。ここで中田さんは1を選びます。せっかくなら強い8を選びたくなりますが・・・。

そして中田さん。ヒカルさんが最初に手札強いと言っていたのを取りあげます。しかしまだヒカルさんは強いカードを出していません。となるとその強いカードを手札に残している可能性が高い。そこで3枚引いたときに選んだ1を出します。2枚目の1は1枚目の時と違って公開処刑になります。中田さんはこれが狙いで先ほど8を選ばず1を選んだんですね。

ヒカルさんが1枚引いて手札オープン。手札は6と7でした。なんとも微妙な手札。またしても手札が強いの発言はハッタリだったようです。そして中田さんは7を捨てさせます。これでヒカルさんの手札を6で確定させます。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→5・1・2・7

・中 田→4・7・1

残り山札8枚、転生札1枚

 

 

ヒカル→【2】兵士(捜査)

ここでヒカルさんは山札から引いた2を出します。中田さんは先ほどヒカルさんの手札から6ではなく、7を捨てさせました。つまり中田さんは6を出されて対決されても怖くない強いカードを持っていると推測。つまり9か10だと。

そして中田さんに持っているカードは何か聞きます。そして中田さんは9だと答えます。ヒカルさんは大胆な性格。9といえば9に来る。9を選ばせるために9と言ったと推測して10をコール。

そして中田さん「ヒカルさん・・・負けたかと思いましたよ。」出たーーー!!!ヌメロンで見せていた名言!XENOでも見れるとは痺れます(笑)。しかしヒカルさんはこれで中田さんの手札は9だと確信します。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→5・1・2・7・2

・中 田→4・7・1

残り山札7枚、転生札1枚

 

 

中田→【3】占師(透視)

続く中田さんは3を出します。しかしヒカルさんの手札は先ほどの公開処刑で残した6と判明しています。相手の手札がわかっている状態での3は効果がありません。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→5・1・2・7・2

・中 田→4・7・1・3

残り山札6枚、転生札1枚

 

 

ヒカル→【8】精霊(交換)

ここでヒカルさんは8を引いてそのまま8を出します。ヒカルさんは中田さんの持っているカードを9だと確信を得ています。つまりここで交換をすれば自分の手元に中田さんの9が来て手札が強くなる。ということで8を出します。

交換してヒカルさんの手元に来たカードは・・・9番。ではなくなんと6番!!先ほど中田さんが7を捨てさせたのは、自分が6を持っていたから7を捨てさせていたんですね。

裏のかきあい、読みあいが激しくぶつかります。ただしここで交換をしたためお互いの手札がバレました。さらにお互い持っているのは6。つまり次に6以上のカードを引いた方が6を出して対決して勝利をもぎ取れます。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→5・1・2・7・2・8

・中 田→4・7・1・3

残り山札5枚、転生札1枚

 

 

中田→【5】死神(疫病)

ここで手番は中田さん。ここで7以上を引ければ勝利は確定します。しかし引いたのは5。ヒカルさんが一枚引きます。ヒカルさんの手元にカメラが寄ると持っているのは6と9。6はどっちですかと聞いて、ヒカルさんが指さした方をを信じて中田さんは選びます。

引いたカードは6。ヒカルさんからの対決は阻止する結果となりました。しかしヒカルさんの手元に9を残すことになりました。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→5・1・2・7・2・8

・中 田→4・7・1・3・5

残り山札3枚、転生札1枚

 

 

ヒカル→【9】皇帝(公開処刑)

ここでヒカルさんは9を出します。中田さんは持っている6に加えて1枚引きます。しかしここで10の英雄を引いてしまうと公開処刑で10をヒカルさんに選ばれて負けになります。英雄は皇帝に殺されたときのみ転生できません。

中田さんは10が出ないことを祈って引きます。中田さん「ヒカルさん・・・まだ続きそうですよ・・・」と手札の4と6をオープン。まだ戦いは終わりません。ヒカルさんはどっちを捨てても同じだと4を捨てさせます。

(お互いの出したカード)

・ヒカル→5・1・2・7・2・8・9

・中 田→4・7・1・3・5・4

残り山札1枚、転生札1枚

 

 

中田→【3】占師(透視)

そして山札はラスト1枚。ここで整理しておくと中田さんが今現状手札に持っているのは6。10を引けば6を出して対決で勝利。3を引けば、6を出して対決しても、3では勝てません。しかし3を捨てても相手のカードを見るだけで最後お互いの手札を見せ合うため8以上を持っていることになるヒカルさんの勝ち。8を引けばここまでヒカルさんが3を残している考えにくいため、ヒカルさんは10を持っている。となると8を出して交換して10を手に入れて勝てる。

そして引いて出たカードは3!!!見ても仕方ないので手札オープン。中田さんは6、ヒカルさんは8。ヒカルさんの勝利で連勝となります。最後まで出なかった10は転生札にありました。

ヒカルさんは最後8を持っていて、ヒカルさんがどっちを捨てても同じといったのは自身が10を持っていたからではなく、もう自分にターンが回ってこないから、あとは運に身を任せるしかないので言った発言でした。ヒカルは自分が8を持っていて、中田さんが6を持っているのもわかっているため、3か10のどちらが出るかはもう運に身を任せたんですね。

 

3rd Game

中田→【1】少年

まずは先攻中田さん。セオリー通り1を出します。ただし1枚目の1なので効果は何もありません。

(お互いの出したカード)

中田→1

残り山札14枚、転生札1枚

 

ヒカル→【3】占師(透視)

ヒカルさんは3を出して中田さんのカードを見ます。

ヒカルさんは3を出したため4以上のカードを持っている可能性が高いです。

(お互いの出したカード)

中田 →1

ヒカル→3

残り山札13枚、転生札1枚

 

中田→【4】乙女(守護)

続いて中田さん、「見られたからには・・・」と4を出します。これより先ほどヒカルさんに見られたカードは4だった様子。カードがバレているため、ヒカルさんに2などを引かれたときにピンチになるので早めに捨てておくのがセオリーですよね。

(お互いの出したカード)

中田 →1・4

ヒカル→3

残り山札12枚、転生札1枚

 

ヒカル→【2】兵士(捜査)

続いてヒカルさんは2を出しますが、守護の効果で数字を当てることはできません。相変わらず4以上の可能性は高そうです。

(お互いの出したカード)

中田 →1・4

ヒカル→3・2

残り山札11枚、転生札1枚

 

中田→【1】少年【革命】

そして中田さんは、再び1を出します。2回目の1なので公開処刑となります。ヒカルさんは1枚引いて手札をオープン。持っているのは2と8。中田さんは2を捨てさせます。数字の大きい8を捨てさせてもいいような気はしますが、2を捨てさせたことで一発KOはなくなりました。

(お互いの出したカード)

中田 →1・4・1

ヒカル→3・2・2

残り山札10枚、転生札1枚

 

ヒカル→【8】精霊(交換)

続くヒカルさんは8を選択します。先ほど8が見られたとはいえもったいないような気がします。交換して中田さんの手元にカメラが寄ると・・・持っているのは10番!ヒカルさんは8を持っているときに10を引いたため、8を出すしかなかったんですね(10の英雄だけは自分から捨てれないルール。)

(お互いの出したカード)

中田 →1・4・1

ヒカル→3・2・2・8

残り山札9枚、転生札1枚

 

中田→【7】賢者(選択)

 10を手にした中田さん。ここで6を引くことができれば対決で勝利が確定します。引いたカードは7。しかし次に3枚引くことができるのでそこで7を引ける可能性は高そうです。

(お互いの出したカード)

中田 →1・4・1・7

ヒカル→3・2・2・8

残り山札8枚、転生札1枚

 

ヒカル→【5】死神(疫病)

追い込まれるヒカルさん。ここで出したカードは5番。疫病の効果で相手の片方の手札は捨てさせることができるため10を捨てさせる可能性も出てきました。

中田さんが1枚引きます。ヒカルさんが捨てさせるカードを選びますが、選んだカードは3番!流れが中田さんに傾きだします。

(お互いの出したカード)

中田 →1・4・1・7・3

ヒカル→3・2・2・8・5

残り山札6枚、転生札1枚

 

中田→【6】貴族(対決)

3枚引いた中田さん。1枚選び2枚を山札に戻します。

中田さんが出したカードは6番!対決で中田さんは10番、ヒカルさんは6番で中田さんの勝利となりました。

中田さんは見事賢者の効果で3枚引き、その中に6が含まれていたんですね。見事賢者の特徴を活かした勝利となりました。

 

前編はここまでとなります。

ゲームマスターである中田さんはもちろんですが、ヒカルさんも実に論理的な思考で連勝スタートを切るなど強さが伝わってきます。

しかしXENOは見てて心理の読みあい、裏のかきあいが非常に面白いですよね。そしてテーマソングもかっこいいですよね。

次回は後編をあげます。

ではまた。 

前竜王・前名人を名乗った棋士

 どうもstsです。

 

今回は将棋の記事です。

今年初の将棋がテーマの記事です。

 

先日、日本将棋連盟竜王・名人失って無冠になった際に使われる称号である「前竜王」、「前名人」の廃止を決定しました。

しかし過去にも当ブログでも取り上げたように近年は断る棋士がほとんどになってしまい、使われなくなっていました。

oknsts1018.hatenablog.com

 

ということで今回は過去、前竜王、前名人を名乗った棋士は何人いたのか調べてみました。

さっそくどうぞ!

 

【前名人】

(1)木村義雄十四世名人

木村先生は初代名人に輝くと5連覇。その翌年挑戦者として塚田八段(当時)に破れ、「前名人」を名乗ります。この当時は名乗れる期間が1年間ではなく、次の名人が誕生するまでの間名乗れたようで、翌年塚田名人が防衛した際も「前名人」を名乗りました。

さらにその翌年、名人挑戦者として名人戦の舞台に戻ってくると、見事名人に復位。以後3連覇を果たします。その後大山先生に名人を奪われ、そのまま引退。規定により「十四世名人」を名乗りました。

 

(2)塚田正夫名誉十段

塚田先生は木村名人から名人の座を奪うと、2連覇します。その後木村先生に名人を奪い返され、「前名人」を名乗ります。この後、大山名人誕生に伴い、前名人を名乗れなくなりますが、当時新たに規定された段位としての「九段」を名乗ることとなりました。

 

(3)大山康晴十五世名人

上記のように木村名人を破った大山先生は以後5連覇を果たします。しかし兄弟子である升田先生に名人を奪われ、無冠となり、「前名人」を名乗ります。しかし、同年度の王将戦で升田先生から王将を奪い返し、「王将」を名乗りました。

 

(4)中原誠十六世名人

中原先生は当時名人戦で無類の強さを誇っていた大山先生の連覇を13で止め、その後9連覇を果たしますが、加藤九段に奪われます。その時は無冠となり、「前名人」を名乗ります。しかし同年度内で十段に復位し、十段を名乗ります。

その後、谷川名人を破り、名人の座に返り咲くと、3連覇。そこで谷川先生の挑戦で敗れ、またしても無冠になり、2度目の「前名人」を名乗ります。しかしまたしても同年度内の王座戦でタイトル獲得し、またしても前名人を名乗ったのは数か月でした。

その2年後、谷川名人へのリターンマッチで見事奪取すると、2度目の名人復位。2度目の名人復位は当時史上初でした。その再び3連覇を果たします。しかし翌年米長先生に敗れ無冠に。1年間「前名人」を名乗ります。そして前名人の期間が切れる前に他の棋士と同列で九段とは呼べないということで特例で現役のまま「永世十段」を名乗りました。

 

(5)加藤一二三九段

上記のように中原先生の名人連覇を9で止めた加藤一二三九段。この時は有名な十番勝負の時ですね。しかし翌年、自身に次ぐ史上二人目の中学生棋士としてデビューしていた谷川八段の挑戦を受け、失冠。一年間「前名人」を名乗りました。

 

(6)谷川浩司九段

加藤一二三名人から名人を奪い、21歳という今も破られていない史上最年少名人記録を打ち立てた谷川先生。翌年も防衛しますが、その翌年、中原先生の挑戦を受け、名人の座を失い、「前名人」を名乗ります。しかし同年度内の棋王戦でタイトルを奪取。「棋王」を名乗り、前名人を名乗っていたのは約半年ほどでした。

 

(7)米長邦雄永世棋聖

中原先生の2度目の名人復位からの連覇を3で止めたのは、若手時代からのライバル米長先生でした。7度目の挑戦となる名人戦で悲願のタイトル奪取。翌年羽生四冠に名人位を奪われ、1年間「前名人」を名乗りました。また米長先生が最後の前名人を名乗った棋士となりました。

 

前名人を名乗ったことのある棋士は上記7名でした。

実は米長先生が最後の棋士だったんですね。また一番初期の頃は次の名人誕生まで使われていたというのも知りませんでした。

ちなみに前名人を名乗らなかった棋士は以下の通りです。

 

 1.他のタイトルを持っていたため名乗る必要のなかった棋士

(1)大山康晴十五世名人(2度目の失冠の時)

(2)谷川浩司九段(2度目の失冠の時)

(3)羽生善治九段

 

2.断った棋士

(1)升田幸三実力制第四代名人

(2)谷川浩司九段(3度目の失冠の時)

(3)佐藤康光九段 

(4)丸山忠久九段

(5)森内俊之九段

(6)佐藤天彦九段

 

このようになっています。前名人の称号は谷川先生が断って以来約20年ほど呼ばれていない称号でした。しかし調べてみると過去には谷川先生以前に升田先生が断られていたんですね。

 

 【前竜王

(1)島朗九段

米長邦雄九段を破り、記念すべき初代竜王に輝いた島竜王。スーツを着てタイトル戦に挑んでいたのが印象的でした。しかし翌年同じ「島研」のメンバーだった羽生六段に奪われ、無冠となり、一年間「前竜王」を名乗りました。

 

(2)羽生善治九段

19歳の若さで竜王を獲得した羽生竜王でしたが、初の防衛戦に挑戦者として現れたのは谷川二冠でした。結果は奪取されることとなり、無冠に。「前竜王」を名乗ります。しかし、約半年後の棋王戦でタイトル奪取、前竜王を名乗ったのは、半年ぐらいでした。

 

(3)佐藤康光九段

竜王を名乗った3人目は佐藤康光九段でした。1993年、着々とタイトルを増やしていた羽生竜王に挑戦者としてきた佐藤七段は見事タイトルを奪取。翌年羽生名人のリターンマッチでタイトルを奪われ、一年間「前竜王」の称号を名乗りました。

 

なんと、前竜王を名乗ったのは、上記3名のみ!名人戦に比べて、竜王戦が歴史が浅いとはいえ、3名しかいなかったのは驚きでした。

 

竜王を名乗らなかった棋士

1.他のタイトルを持っていたため名乗る必要がなかった棋士

(1)谷川浩司九段(一度目の失冠の時)

(2)羽生善治九段(二度目、三度目の失冠の時)

(2)森内俊之九段(一度目の失冠の時)

(3)渡辺明三冠

 

2.前竜王を断った棋士

(1)谷川浩司九段(二度目の失冠の時)

(2)藤井猛九段

(3)森内俊之九段(二度目の失冠の時)

(4)糸谷哲郎八段

(5)羽生善治九段(四度目の失冠の時)

(6)広瀬章人八段

 

となっています。

こちらも谷川先生が断ってから、竜王を失って、無冠になった棋士は全員断っています。羽生先生が無冠になった時は九段と呼ぶのか、前竜王と呼ぶのか、それとも特例で永世称号で呼ぶのか話題になったのは記憶に新しいですよね。

 

以上のようになっています。

竜王、前名人の称号はもう使われないのでこれから名乗る棋士は出てこないということなるのは何か少し寂しいですが、やはり九段からの段位での再出発というのもかっこいいですよね。