本日、ABEMAトーナメント2024のドラフト会議の内容が放送されました。
将棋界初のチーム戦として毎年大きな話題を呼び、注目が集まる大会です。
今年はどのようなチームが結成されたのかまとめてみました。
それではさっそくどうぞ!
※「★」は過去のABEMAトーナメントの優勝回数、「☆」はABEMAトーナメント以外のABEMA棋戦(女流トーナメント、師弟トーナメント、地域対抗戦)の優勝回数です。
①チーム藤井★
・青嶋未来六段【第2巡指名棋士】
第1回~第4回と個人戦時代も含め4度優勝を誇るABEMAトーナメントの絶対王者。前回大会は準決勝で敗れましたが、その圧倒的な強さは健在。今大会も優勝筆頭候補。
1巡目では3人での競合となったクジ抽選の末羽生九段、2巡目では青嶋六段を指名、チェス強豪でも知られる両先生を指名しました。
チームカラーはエメラルドグリーン。
②チーム渡辺
・渡辺明九段【チームリーダー】☆
・岡部怜央四段【2巡目指名棋士】
毎回控室での炸裂する渡辺節のトークやボヤキが話題を呼ぶチーム渡辺。前回は無念の予選敗退となりましたが、今大会は巻き返しを狙います。
1巡目ではクジ競合の末連続で敗れるも、同世代の山崎八段、2巡目では2年連続となる岡部四段を指名しました。
チームカラーは水色。
③チーム広瀬
・広瀬章人九段【チームリーダー】
・黒沢怜生六段【1巡目指名棋士】
・杉本和陽五段【2巡目指名棋士】
麻雀仲間、早稲田出身棋士など毎回何かしらの共通項を持ったチーム編成で挑む広瀬八段。昨年は決勝トーナメントに進出を決めるも1回戦敗退となりました。
1巡目では3年ぶりに黒沢六段、2巡目では初参戦となる杉本五段と振り飛車党の若手棋士2名を指名した。
チームカラーは青色。
④チーム天彦
・佐藤天彦九段【チームリーダー】
・斎藤明日斗五段【1巡目指名棋士】
前回は惜しくも準決勝で敗退となったチーム天彦。本格的に振り飛車党として転身して初のABEMAトーナメントとなります。
1巡目では伸び盛りの若手、斎藤明日斗五段、2巡目では売り込みのあったという山本五段を指名しました。
チームカラーは赤色。
⑤チーム豊島
・豊島将之九段【チームリーダー】☆
・大石直嗣七段【2巡目指名棋士】
前回は無念の予選敗退と、なぜかABEMAトーナメントにおいては相性が良くないチーム豊島。
1巡目では第2回では準優勝を果たした糸谷八段、2巡目では初登場の大石七段。同世代であり自身と同じく関西所属の両棋士を指名しました。
チームカラーは紺色。
⑥チーム永瀬★★
・永瀬拓矢九段【チームリーダー】★★
・増田康宏八段【1巡目指名棋士】★★
ディフェンディングチャンピオン。昨年は2連覇を狙うチーム稲葉を破り3年ぶりの優勝を果たしました
1巡目では宣言通り5年連続となる増田八段を一本釣り。2巡目でもレジェンド森内九段も競合なく引き当てました。
チームカラーは黄色。
⑦チーム中村
・中村太地八段【チームリーダー】
・渡辺和史六段【2巡目指名棋士】
近年は指名される側として出場していた中村八段がついにチームリーダーとして初見参。
1巡目ではクジ競合で敗れるも、再度のクジ引きで当たりを引き、佐々木大地七段。2巡目では渡辺五段と若手強豪の棋士2名を指名しました。
チームカラーは緑色。
⑧チーム稲葉★
・稲葉陽八段【チームリーダー】★
・藤本渚五段【1巡目指名棋士】
・上野裕寿四段【2巡目指名棋士】
前々回大会優勝チーム。昨年は一昨年と同じメンバーで挑み初の2連覇に挑むも惜しくも決勝で敗れた。
1巡目ではクジ競合で敗れるものの昨年高勝率を記録した藤本五段、2巡目ではプロ入りしたばかりの上野四段と若手有望棋士2名を指名しました。
チームカラーは黄緑。
⑨チーム菅井
・菅井竜也八段【チームリーダー】
リーダーの中では純粋振り飛車党として注目される菅井八段。昨年は控室の叫びやリアクションが話題を呼びました。
1巡目では佐藤康光九段、2巡目では丸山九段と地力のある羽生世代のベテラン棋士2名を指名しました。
チームカラーは黒色。
⑩チーム佐々木
・佐々木勇気八段【チームリーダー】
・伊藤匠七段【1巡目指名棋士】★
ABEMAトーナメントでは第1回からの皆勤賞である佐々木八段がチームリーダーとして初参戦。。
1巡目では伊藤匠七段、2巡目では久保利明九段とどちらもクジ競合となるも当たりを引き当て、居飛車振り飛車バランスの取れたチームとなりました。
チームカラーは紫色。
⑪チーム斎藤
・斎藤慎太郎八段【チームリーダー】☆
・高見泰地七段【1巡目指名棋士】★
・三枚堂達也七段【2巡目指名棋士】
一昨年の準優勝チーム。昨年は決勝トーナメント進出を決めたものの、2回戦で敗退となった。
1巡目では高見七段、2巡目では三枚堂七段と自身と同学年である二人の棋士を指名しました。
チームカラーは薄いピンク色。
⑫エントリーチーム
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今回もドラフト会議で指名されなかった棋士たちによる予選を開催。
今回はどの棋士が予選を突破するのでしょうか。
チームカラーは不明。
以上のようになっています。
将棋界唯一のチーム戦であり、クジでの争いは毎年見ている側としては非常に面白いものがあります。
今年はどのチームが優勝するのか、非常に楽しみです。
ではまた!