どうもstsです。
本日のテーマは「将棋」です。
先日動画配信サイト「ABEMA」にて、「ABEMAトーナメント2023」のドラフト会議の模様が放送され、またエントリートーナメントの模様も放送されました。
持ち時間5分切れ負けで、1手指すごとに5秒増えるという特殊ルールで、将棋界唯一のチーム戦が行われる棋戦です。またチーム戦ということで、ドラフト会議においては、誰がどの棋士を指名するのか今年も注目が集まりました。
ということで、今年も各チームメンバーをまとめてみました。
さっそくどうぞ!
※「★」は過去の優勝回数、「☆」は師弟トーナメントの優勝を表しています。
①チーム藤井★
・澤田真吾七段【1巡目選択棋士】
・齊藤裕也四段【2巡目選択棋士】
前回大会は、個人戦時代も含め5連覇を目指した大会でしたが、結果はまさかの予選敗退。絶対王者の復活を懸けます。
1巡目ではABEMAトーナメント初参戦となる澤田七段、2巡目では自身の兄弟子でありこちらも初参戦の齊藤四段を指名しました。東海棋士3名でのチーム結成です。
チームカラーはエメラルドグリーン。
②チーム渡辺
・渡辺明名七段【チームリーダー】
・岡部怜央四段【2巡目選択棋士】
毎回、弟弟子の近藤七段とともに、控え室でのヤジが人気を博すチーム渡辺。前回はベスト4で惜しくも敗退となりました。
1巡目でサッカー仲間でもある佐々木七段、2巡目ではランニング仲間でもある岡部四段を指名しました。ハード系のチーム動画になる予感です。
チームカラーは水色。
③チーム永瀬★【川崎家】
・永瀬拓矢王座【チームリーダー】★
・増田康宏七段【1巡目選択棋士】★
・本田奎五段【2巡目選択棋士】
前回は増田六段と齋藤五段の若手棋士2人とチームを組み、安定した強さを誇るもベスト4敗退。過去全ての大会でベスト4以上と強さを誇ります。
1巡目は3人でのクジを制し4大会連続指名となった増田七段、2巡目は自身の研究パートナーの本田五段を指名しました。信頼のおける二人と3大会ぶりの優勝を目指します。
チーム名は「川崎家」。3年連続となり、今やお馴染みとなった永瀬王座のご実家のラーメン屋さんのお名前が由来です。チームカラーは黄色。
④チーム羽生
・羽生善治九段【チームリーダー】
・伊藤匠五段【1巡目選択棋士】★
・梶浦宏孝七段【2巡目選択棋士】
前回は前々回と同じメンバーで挑み、佐藤紳哉先生のカツラ芸がついに飛び出すなど話題を呼ぶも予選敗退。復活を懸けます。
1巡目では毎年高勝率で活躍する伊藤五段、同じく安定した成績を誇る梶浦七段を指名。後輩若手棋士2人とのチーム結成となりました。
チームカラーは金色。
⑤チーム康光
・佐藤康光九段【チームリーダー】
・高見泰地七段【1巡目選択棋士】★
・大橋貴洸七段【2巡目選択棋士】
前回は、同世代である郷田先生、先崎先生と共にチーム枝豆として参戦。しかし結果は無念の予選敗退となった。
1巡目では前々回チーム藤井での優勝メンバーの高見七段、2巡目ではクジ競合の末、毎年高勝率を残して活躍する大橋七段。今大会は後輩棋士2名を指名しました。
チームカラーは紫色。
⑥チーム天彦
・佐藤天彦九段【チームリーダー】
・三枚堂達也七段【1巡目選択棋士】
前回は後輩棋士若手とチームを組み予選を1位通過するも、決勝トーナメントは初戦敗退。しかし自身は7戦全勝と強さを見せつけました。
1巡目ではABEMAトーナメントで安定して活躍する三枚堂七段、奨励会時代からの盟友の戸辺七段を指名。今大会はプライベートも関わりのある2名を指名しました。
チームカラーは赤色。
⑦チーム豊島【百折不撓】
・豊島将之九段【チームリーダー】
・池永天志五段【2巡目選択棋士】
前回はこれまでとは一転して先輩棋士2名を指名してチームを結成。激動の戦いを通じ悲願の予選突破を果たしました。
1巡目では師弟トーナメント、現チャンピオンの木村九段、2巡目ではクジ競合の末獲得した池永五段を獲得しました。かつの「エンジェル」の2名の獲得となります。
チーム名は「百折不撓」。何度くじけても立ち上がることを意味する四字熟語で、木村一基先生がよく揮毫することで有名です。チームカラーは紺色。
⑧チーム山崎
・山崎隆之八段【チームリーダー】
前回は初のチームリーダーとして参戦。ドラフト会議では同世代である松尾先生、阿久津先生とともに厄払いを懸けて挑むも、払いきれず予選敗退となった。
1巡目では『将棋フォーカス』でかつて共にMCを務めた中村八段、ABEMAトーナメント皆勤賞の佐々木七段を指名しました。「たいち」2名とのチーム結成です。
チームカラーはオレンジ。
⑨チーム広瀬
・広瀬章人八段【チームリーダー】
・近藤誠也七段【1巡目選択棋士】
麻雀好き→早稲田出身→麻雀好き、と毎回何かしらの共通項を持って挑むチーム広瀬。毎回予選突破を果たしているだけに今年こそ上位に残れるか。
1巡目はクジ競合で敗れるも、チーム渡辺で参謀役だった近藤七段、さらには近藤七段とは同門にあたる石井六段を指名しました。新たなチームで活躍を目指します。
チームカラーは青色。
⑩チーム糸谷
・糸谷哲郎八段【チームリーダー】
・徳田拳士四段【2巡目選択棋士】
毎回対局前のチーム動画の方が話題に上るチーム糸谷。前回は勝負師3人で挑みベスト8敗退となった。
1巡目では、2度クジで敗れる苦渋を舐めるも森内九段、プロ入り1年目で高勝率を残した徳田四段を指名しました。今大会のチーム動画はどうなるのでしょうか。
チームカラーは青色。
⑪チーム稲葉★
・稲葉陽八段【チームリーダー】★
・服部慎一郎五段【1巡目選択棋士】★
・出口若武六段【2巡目選択棋士】★
前回大会優勝チーム。前回大会は若手実力派2人を指名して圧倒的な力を持って優勝。「ニンニン!」のフレーズと忍者コスプレで注目を集めた。
1巡目、2巡目と前回と同じく服部五段と出口六段を指名。両方ともクジ競合となるも当たりを獲得。運命的てもいえる前回と同じメンバーで連覇を狙います。
チームカラーは黄緑色。
⑫チーム菅井
・菅井竜也八段【チームリーダー】
・西川和宏六段【2巡目選択棋士】
前回は自身の宣言通り振り飛車で固めたチームを結成。理想の振り飛車チームは組めたものの結果は予選敗退。今年は再起を懸けます。
1巡目では同門で公認会計士としても活躍する船江六段、2巡目では同じく関西の西川六段を指名しました。関西で繋がりのある2名指名となりました。
チームカラーは黒色。
⑬チーム斎藤
・斎藤慎太郎八段【チームリーダー】☆
・黒田尭之五段【1巡目選択棋士】
・冨田誠也四段【2巡目選択棋士】
前回大会準優勝チーム。前回大会は前々回大会で準優勝した2人を指名。「シン エンジェル」として天使のコスプレは人気を博した。
1巡目はクジ競合の末敗れるも弟弟子の黒田五段、2巡目では昨年エントリートーナメントを勝ち上がった冨田四段を指名。昨年の「下克上」2名を獲得しました。
チームカラーはピンク。
⑭チーム千田
・千田翔太七段【チームリーダー】
・西田拓也五段【1巡目選択棋士】
・藤本渚四段【2巡目選択棋士】
今回チームリーダーとしてABEMAトーナメント初参戦となる千田翔太七段が率いるチーム。ドラフト会議で誰を選ぶか注目が集まりました。
1巡目では2度クジで敗れる辛酸を舐めるも自身の弟弟子西田五段、2巡目では再びクジで敗れるも藤本四段を獲得。居飛車振り飛車の混合チームとなりました。
チームカラーは緑色。
⑮エントリーチーム【ストロングスタイル2023】
・郷田真隆九段【関東Aブロック代表】
・行方尚史九段【関東Bブロック代表】
・古賀悠聖五段【関西ブロック代表】
今大会も15チーム目として、ドラフトで選ばれなかった棋士達によるエントリートーナメントを開催。
関東ブロックは郷田九段と行方九段、関西ブロックは古賀五段とかつてドラフトで指名された棋士が集結となりました。ベテランと若手が融合したチームです。
チーム名は「ストロングスタイル2023」。プロレスで感情を表現して戦うスタイルのことです。プロレス好きの郷田九段が関係していそうです。チームカラーはグレー。
以上のようになっています。
また予選リーグの振り分けも発表されました。
【Aリーグ】
・チーム永瀬★
・チーム豊島
・チーム稲葉★
【Bリーグ】
・チーム羽生
・チーム山崎
・チーム斎藤
【Cリーグ】
・チーム天彦
・チーム広瀬
・チーム菅井
【Dリーグ】
・チーム康光
・チーム糸谷
・エントリーチーム
【Eリーグ】
・チーム藤井★
・チーム渡辺
・チーム千田
そしてさらに今年は個人賞を創設
・最多賞
・最高勝率賞
・最多対局賞
・予選最高成績賞
・敢闘賞
こちらの5部門が表彰されます。
チームとしての戦いだけでなく、個人賞の争いにも目が離せません。
そして何より最終的に優勝するチームはどこになるのでしょうか。
これからのABEMAトーナメントが楽しみです!
ではまた!