将棋界、40代のタイトルホルダー

どうも。お久しぶりです。

約2ヶ月ぶりの復活です。2ヶ月ぶりに書く記事は将棋に関する記事です。

 

昨日、今日と豊島将之王位に木村一基九段が挑戦する、第60期王位戦第1局が行われました。

戦型は横歩取りとなり、1日目からジリジリとリードを広げた豊島王位が勝利を収め、連覇に向けて幸先の良いスタートを切りました。

 

さて、今回挑戦者となる木村九段はタイトルを獲得すれば初タイトルとなり、初タイトル獲得の史上最年長記録となります。

では46歳でのタイトルホルダーは過去に何人いたのでしょうか。

今回タイトル獲得の年長ランキングを調べてみました。調べるとキリがないので40代以上でタイトルを獲得した棋士のみです。

さっそくどうぞ!

 

タイトル獲得年長ランキング(敬称略)

1位大山康晴 59歳0ヶ月(王将防衛)

2位二上達也 50歳0ヶ月(王将防衛)

3位米長邦雄 49歳11ヶ月(名人奪取)

4位羽生善治 47歳2ヶ月(竜王奪取)

5位木村義雄 46歳3ヶ月(名人防衛)

6位郷田真隆 45歳0ヶ月(王将奪取)

7位中原誠 44歳9ヶ月(名人防衛)

8位加藤一二三 44歳8ヶ月(王位奪取)

9位森内俊之 43歳1ヶ月(竜王奪取)

10位内藤國雄 42歳10ヶ月(王位奪取)

11位久保利明 42歳6ヶ月(王将防衛)

12位佐藤康光 42歳5ヶ月(王将奪取)

13位森けい二 42歳5ヶ月(王位奪取)

14位谷川浩司 41歳11ヶ月(棋王奪取)

15位塚田正夫 41歳7ヶ月(九段防衛)

16位升田幸三 40歳3ヶ月(名人防衛)

 

46歳以上でタイトルを獲得した棋士は5人いました。

1位は大山康晴十五世名人。59歳でのタイトル獲得というのは、信じられないような記録です。

2位は二上達也九段。弟子の羽生善治九段も4位に入っており、師弟で長くタイトルせんの舞台で戦っていたのが分かります。

3位は米長邦雄永世棋聖中原誠名人(当時)から悲願の名人を奪い50歳名人と呼ばれていたときです。

4位は羽生善治九段。あの記憶にも新しい永世七冠を達成したときの記録です。是非ともタイトル100期を獲得してこの記録もいつか更新してほしいです。

5位は木村義雄十四世名人。最後の名人獲得のときの記録です。この翌年大山先生に名人を奪われ「良き後継者を得た」という言葉を残します。

6位以下の棋士も名棋士ばかりがずらりと並んでいます。

 

そして現在木村一基九段は46歳0ヶ月。もしタイトルを奪取すれば歴代6位に入ります。

果たして木村一基九段はここからタイトルを奪取して記録を残すのか。豊島将之王位が防衛して連覇を果たすのか。

これからも目が離せません。