ヌメロンの基本戦術!ローラー戦法とは?

どうもstsです。

今回のテーマは私の好きな数字を巡る戦略型推理ゲーム「Numer0n(ヌメロン)」です。かつてフジテレビでレギュラー放送され、2019年にはdtvにて「Numer0nⅡ」として復活しました。   

 当ブログでも幾度となくまとめておりますので、ぜひそちらもご覧ください。

oknsts1018.hatenablog.com

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そして今回取り上げるのは、ローラー戦法です。

ヌメロンの序盤における基本戦術であり、実在しませんがもしヌメロンの教科書があれば1ページ目に載っているような戦い方の一つで、絶対王者として君臨したオリエンタルラジオ中田敦彦さん、第3回大会で優勝を果たしたロザンの宇治原史規さんもよく多用していた戦法です。

 

 まずローラー戦法とは

(1)123

(2)456

(3)789

※()はターン数

のように3ターン使ってそれぞれバラバラな数字をコールする戦法のことです。これにより、例え全て0EAT1BITEという一番ハズレのジャッジであったとしても唯一コールしなかった0が使っていないということが判明します。

これで4ターン目には使われていない0を混ぜるなどして、相手の数字を絞っていきます。

ヌメロンを始めたばかりの頃はどれがEATでどれがBITEかわかなくなりがちですが、この戦術を使えば、全ての数字を並べ終わった後に、必ず使われている数字や使われていない数字が判明するため、初心者には迷う可能性が減り、安定的に相手の数字に迫っていけます。

一方デミリットとしては、何より時間がかかるということ。ONE CALL(ワンコール、一発で相手の数字を当てること)のような奇跡を起こさない限り、当たらない数字を3回連続で言うということなので、ターン数をかなり消費してしまうため、出遅れやすいのがデメリットです。

そのためノーアイテムの戦いなどでは番組内ではよく使われていました。    

 

 それでは実際の戦いから例を見てみましょう。

第7回大会予選Aブロック第一試合、中田敦彦VS田中卓志

【中田→田中】       【田中→中田】

(1)196 0-1          HIGH&LOW

               (1)809 0-1

(2)428 1-0         (2)516 0-1

(3)753 0-0         (3)347 0-0

(4)480 0-2            DOUBLE

DOUBLE→十の位(6)    (4)628 3-0

 

Numer0nレギュラー放送初回の開幕試合となった一戦。初手HIGH&LOWからの会心の攻めで田中さんが勝利を収めました。

田中さんが最後DOUBLEで当てに行く際、中田さんが「ちなみに田中さん068ですよね?」とハズしたら当てるよと言わんばかりのセリフも印象に残っています。

まずは先攻中田さんの攻めに注目してみます。

 

【中田→田中】  

(1)196 0-1              

(2)428 1-0   

(3)753 0-0       

(4)480 0-2       

DOUBLE→十の位(6) 

中田さんは3ターン目までに0以外の9つの数字を並べて、コール。その結果、田中さんの設定ナンバーは、1ターン目の196の中から1つ、2ターン目の428から1つ、そして唯一コールしなかった0の組み合わせであることが確定しました。

そして4ターン目。ローラー戦法が終わり、次の攻めが難しいところですが、中田さんは2ターン目の1EAT0BITEを軸に設定ナンバーを絞っていきます。まずは百の位に2ターン目と同じく4、そして十の位に2ターン目で一の位にしていた8をずらし、そして一の位には必ず使われている0をおいて480とコール。ここでポイントなのは0が必ず使われているということ。ジャッジは0EAT2BITE。ここで2BITEの内の一つは0で確定。また4がBITEになる可能性はないため、8の使用も確定。これにより、2ターン目のEATは一の位においていた8がEATであったことが決まりました。

これにより選択肢は018、068、908、608の4択となります。ここで田中さんのDOUBLE使用で十の位を選択。これで068一択となり、上記の発言へと繋がりました。ローラー戦法を使い、その後は必ず使われている数字を使い、選択肢を絞るというまさにお手本のような攻め筋です。

 

そして会心の攻めを見せた田中さんの攻めを見てみましょう。

【田中→中田】

 HIGH&LOW

(1)809 0-1

(2)516 0-1

(3)347 0-0

DOUBLE

(4)628 3-0

まずは1ターン目でHIGH&LOWを使用。HIGH・LOW・HIGHの並びがわかり、そこからローラー戦法を使います。まずは1ターン目の809。ここで0が使われているのならEATのジャッジが出ているはずなので8か9のどちらかが使われていることがわかります。そして2ターン目も同じく1が使われているならEATのジャッジが出ているはずなので5か6のどちらかが使われていることも確定しました。そして3ターン目を終え、唯一コールしなかった2の使用も確定しました。そしてLOWは十の位にしかないため、十の位は2で確定します。

これにより中田さんの設定ナンバーはローラー戦法を終えた時点で628か915の2択(!)となります。そして最後にDOUBLEを使い、トドメを指すことができました。

中田さんも田中さんも0EAT1BITEが続いていており、しかもまだローラー戦法が終わったばかりなのでまだ当てられないと思っていたはずです。出目が悪くとも、HIGH&LOWとローラ戦法を組み合わせることで相手が思っている以上に一気に相手の数字を絞ることができます。田中さん自身も「HIGH&LOWを使っとけば、だたいたい3ターン目に突如進むことが多い」と述べています。

 

以上がヌメロンにおけるローラー戦法の説明となっています。

ヌメロンを始めたばかりで、いまいち攻め方がよくわからないという方、ぜひためしてみてください!