SASUKE歴代完全制覇者【第39回大会現在】

どうもstsです。

 

今回はSASUKEがテーマです。

1997年から始まった「究極のサバイバルアタック」。昨年末(2021年年末)も第39回大会が放送され、大盛り上がりとなりました。今年も開催されれば25周年イヤーそして第40回記念大会となります。

 

そして今回取り上げるのはSASUKEの中でも最高の栄光。完全制覇を成し遂げた方々をご紹介したいと思います。

過去に完全制覇を達成したことがあるのはわずかに4人!

さっそくどうぞ!

(名前の横にある☆マークは完全制覇の回数です。)

 

 

秋山和彦 ☆(1999年)

史上初の完全制覇者。「毛ガニの秋山」、「一人かに道楽」のキャッチフレーズでお馴染みです。

秋山さんは第2回大会で初出場。クイックマッスル(3分間腕立て)での活躍もあってかゼッケン100の殿(しんがり)を務めました。しかし次の第3回大会と2ndステージでタイムアップ。秋山さんは先天性の弱視でありスパイダーウォークや5連ハンマーでのタイムロスが響いていました。しかし続く第4回大会はスパイダーウォークを驚異的なスピードで進むと持ち前の腕力も活かして3rdステージもクリア。そしてFinalステージでは過去の挑戦者とはまったく違うスピードで綱を上り完全制覇を果たします。秋山さんは弱視ということもあり、レスリングでオリンピックに出る夢も漁師としての後を継ぐ夢も諦めた中での栄光でもありました。

自らの完全制覇によりSASUKEは第2期に突入。しかし第2期SASUKEの名物エリアジャンプハングが壁となります。トランポリンを踏んで前にあるネットに掴まるエリアですが弱視である秋山さんはこのエリアに苦戦し、5大会連続で1stでリタイア。しかし第11回大会では足を怪我した中での挑戦となるも苦手としていたジャンプハングやそり立つ壁をクリアし残り0.03秒(!)でクリアし涙を流しました。この大会で復調した以降の大会で2ndステージや3rdステージに進むようになります。

しかし第17回大会で長野さんが史上二人目となる完全制覇を達成。秋山さんは引退を示唆する発言をします。実際第3期SASUKEに入ってからは今までのような毎回出場ではなく、2~3大会に一度出場するというペースであり、1stステージでのリタイアが続いていました。

第5期SASUKEに入った第28回大会ではこの大会をもって正式に引退することを表明。1stステージでのリタイアとなりましたが、挑戦後のインタビューでは涙を流して答えていたのが印象的でした。またこの大会で同じくクイックマッスルで競い合い、同じくオールスターズとして活躍した山田勝己さんも正式に引退しました。またこの大会で秋山さんはアームレスリングに現在情熱を注いでいることが語られており、これからはアームレスリングの方でも頑張るとのこと。秋山さんは引退後も時折会場に駆けつけています。 

 

 

長野誠 ☆(2006年)

史上2人目の完全制覇者。「史上最強の漁師」のキャッチフレーズで知られ、長き渡りゼッケン100の責任を背負いその圧倒的な活躍から「レジェンド」とも称されました。

初出場は第7回大会。山田勝己さんに憧れての出場でした。しかし続く第8回大会と1stステージのそり立つ壁でタイムアップ。これ以降自宅にそり立つ壁を作ります。その甲斐あってか第9回大会では3rdステージに進出。一気にブレイクすると第11回大会~第13回大会と3大会連続でFinalステージに進出。第12回大会に至っては完全制覇まで0.11秒足りずというところでした。第17回大会では久々にFinalに進むと過去最高のペースで登っていき、ついに完全制覇を果たしました。7年続いた第2期SASUKEを終焉させたインパクトは強く、これを機に長野さんは英雄として世界的にも見られるようになります。

第3期SASUKEもオールスターズのメンバーが1stステージでの苦戦が目立つ中、安定的に活躍。当時の番組プロデューサーも「もはや長野誠との戦い」とおっしゃっていたほど。第18回大会では新クリフハンガー、第21回大会ではファイナルリングと設計ミスともいえるようなエリアでリタイアになってしまいますが、第23回大会では6大会ぶりにFinalステージに進出。2度目の完全制覇まであと一歩と迫りました。

第4期SASUKE以降は1stステージでの跳躍系エリアで苦戦が続き、第5期SASUKEに入ってからは年齢を重ねてきたということもあり、そり立つ壁でタイムアップというシーンが増えてきました。そして長野さんも第32回大会をもって引退を表明。つけなれたゼッケン100をつけて1stステージに挑みました。結果はそり立つ壁を2回目で登り、時間との戦いになるもクリアボタン手前で惜しくもタイムアップ。引退はするもののまだまだできることを証明し、選手としてSASUKEの森を去りました。

引退後の第33回大会と第34回大会は解説役として番組に出演。第35回大会以降も毎回会場にかけつけ応援をしています。

 

 

③漆原裕治 ☆☆(2010年・2011年)

史上3人目の完全制覇者であり、唯一の2度の完全制覇者。「新世代のリーダー」と呼ばれ、「SASUKEの王様」とも呼ばれました。

漆原さんの初出場は第21回大会。しかし初出場より以前に本戦出場をかけた予選会には何度か出場していた苦労人でもあります。初出場の大会では1stステージのフライングシュートでリタイアとなりました。第22回大会では予選を突破して本戦に出場。1st、2ndと同じく予選を通過した菅野仁志さんと突破し、ついにはFinalステージに進出。完全制覇まであと一歩と迫ります。そして第24回大会には1stステージから驚異的な安定感で完全制覇を達成。4年ぶりの魔城陥落となりました。

第4期SASUKEに入ってからはゼッケン100をつけるようになりますが、その重みもあってか不本意な結果が続きますが、久々に99番をつけた第27回大会では順調にクリアしていき、Finalステージに進出。初見での挑戦となりますが、順調に登っていき、番組初となる2度目の完全制覇を達成しました。

第5期SASUKEに入ってからは1stステージのタックルや2ndステージのバックストリームという軽量級で泳ぎが苦手な漆原さんにとっては不得意なエリアがあり成績は低迷。第6期SASUKEに突入し、第34回大会では1stをクリアできなければ引退と悲痛な思いで挑み見事クリア。引退を回避します。

近年は苦手エリアもあり苦戦を強いられることもありますが、第36回・第37回大会では40代にも関わらず3rdステージ後半まで進むなど健在ぶりを発揮。3度目の完全制覇もあり得るかもしれません。

 

 

④森本裕介 ☆☆(2015年・2020年)

史上4人目の完全制覇者。また史上2人目の2度の完全制覇者でもあります。「サスケ君」の愛称でお馴染みで、その圧倒的な安定感と実力から「怪物」と言われることも。

森本さんの初出場は第18回大会。なんと中学校三年生の時でした。この時はジャンピングスパイダーで張り付けずリタイア。まだ初々しさもあり、「修行中」と書かれたTシャツが印象的でした。その後は1stステージをなかなかクリアできませんでしたが、第27回大会ではうんてい日本記録保持者として出場。2ndステージのメタルスピンまで進みます。この時はダイジェストでしたが、あの時の少年じゃない?と思った視聴者も多かったはずです。

森本さんがブレークしたのは第5期SASUKEに入った第29回大会。前回落ちた2ndステージをクリアすると3rdステージでは史上初となるクレイジークリフハンガーを成功。最終エリアのパイプスライダーでリタイアとなりますが、最優秀成績者としてSASUKE ASEAN OPEN CUPの日本代表としての出場権を得ました。そして第31回大会では3rdステージをついにクリアし、初めてのFinalに進出。驚異的なスピードで登り完全制覇を成し遂げます。

第6期SASUKEに入ってからはゼッケンは100番での出場となり、第35回・第36回大会では連続でFinalに進出するもリタイア。特に第36回大会は大晦日に赤レンガ倉庫で生放送でFinalステージに挑戦となり多くの方の印象に残りました。そして第38回大会で三たびFinalに進出。雨が降りしきる過酷な状況下の中、過去最高のスピードで登っていき自身二度目の完全制覇を達成しました。

森本さんは、徹底的な対策と事前準備で知られており、SASUKE仲間も一目置くような存在。また近年の成績を見ても現在最も完全制覇に近い存在といえます。

 

長々と書きましたが、以上のようになっています。

SASUKEの歴史がなんとなくわかっていただければ幸いです。またSASUKEを楽しみにしている方、ご覧になっている方の手助けになればと思います。

YouTubeの公式動画も含めて盛り上がり続けるSASUKE。次回の開催もとても待ち遠しいです!