今回は2月17日に準決勝・決勝が行われる、朝日杯将棋オープン戦に関する記事です。
朝日杯将棋オープン戦は、2006年まで行われていた朝日オープン選手権が生まれ変わる形で誕生しました。
この棋戦の特徴は何といっても準決勝・決勝が公開対局で行われることですよね。
今回はその準決勝進出が決まった棋士のご紹介です。
準決勝進出を決めた順にご紹介します。
生年月日 |
1970年9月27日 |
出身 |
埼玉県 |
師匠 |
二上達也九段 |
(現竜王) |
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A級 |
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通算成績 |
1393勝564敗 |
過去の朝日杯成績 |
優勝5回、準優勝1回 |
まず1人目は、いわずと知れた将棋界のスーパースター羽生善治竜王。
1回戦で高見泰地五段、2回戦で八代弥六段に勝利して準決勝進出を決めました。
居飛車・振り飛車何でも指しこなすオールラウンドプレイヤーで、序盤・中盤・終盤、隙がないのが特徴です。
②藤井聡太四段
生年月日 |
2002年7月19日生まれ |
出身 |
愛知県 |
師匠 |
杉本昌隆七段 |
5組 |
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C級2組 |
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通算成績 |
60勝11敗 |
過去の朝日杯成績 |
(初出場) |
2人目は、昨年デビュー後いきなり29連勝を達成し注目を浴びた藤井聡太四段。
1回戦で澤田慎吾六段、2回戦で佐藤天彦名人に勝利して準決勝進出を決めました。
居飛車党で角換わりを特に得意としており、詰将棋選手権3連覇中という実績が表すように驚異的な詰みへの嗅覚が持ち味です。
準決勝1つ目の対局は、このお2人で行われます。
ついに実現した将棋界の絶対王者vs天才中学生の対決ですね!
③久保利明王将
生年月日 |
1975年8月27日生まれ |
出身 |
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師匠 |
淡路仁茂九段 |
1組 |
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A級 |
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通算成績 |
716勝437敗 |
過去の朝日杯成績 |
準優勝2回 |
3人目は捌きのアーティストこと久保利明王将。
1回戦で丸山忠久九段、2回戦で三枚堂達也六段に勝利して準決勝進出を決めました。
振り飛車御三家の1人で、捌きのアーティストの名の通り振り飛車党なら誰しもが憧れる捌きと終盤で簡単に腰を割らない粘りに特徴のある棋士です。
➃広瀬章人八段
4人目は振り穴王子こと広瀬章人八段。
生年月日 |
1987年11月8日 |
出身 |
北海道 |
師匠 |
勝浦修九段 |
1組 |
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A級 |
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通算成績 |
345勝194敗 |
過去の朝日杯成績 |
準優勝1回 |
1回戦で菅井達也王位、2回戦で渡辺明棋王に勝利して準決勝進出を決めました。
5年前ぐらいまでは振り飛車穴熊を多用してしましたが、現在は居飛車党に変更。切れ味鋭い終盤が持ち味です。
準決勝の2局目はこのお2人の対戦です。久保王将の振り飛車に対して広瀬八段がどのように対抗するのかが注目ですね。
こうやって見ると藤井聡太四段以外は全員A級棋士という形になりました。
藤井四段はどこまで勝ち残るのか、優勝は誰になるのか、今から楽しみですね!!