平成将棋界のタイトルホルダー

どうもstsです。

 

平成もあと約1ヶ月で終わりですね。

さて平成ももうすぐ終わるということで今回は平成の将棋界、タイトルホルダーを調べてみました。

各年度末時点でのタイトルホルダーを序列順に並べております。

 

さっそくどうぞ!

 

【平成元年度】羽生善治六段が当時最年少記録となる19歳で竜王奪取。

谷川浩司名人(王位)

羽生善治竜王

中原誠二冠(棋聖・王座)

南芳一棋王

米長邦雄王将

 

【平成2年度】屋敷伸之五段が最年少記録を更新する18歳で棋聖を獲得。

谷川浩司竜王(王位・王座)

中原誠名人

・屋敷伸行棋聖

羽生善治棋王

南芳一王将

 

【平成3年度】谷川四冠誕生。

谷川浩司竜王(棋聖・王位・王座)

中原誠名人

・福崎文吾王座

羽生善治棋王

 

【平成4年度】羽生竜王がタイトル数で谷川二冠と逆転。

羽生善治竜王(王座・棋王)

中原誠名人

谷川浩司二冠(棋聖・王将)

郷田真隆王位

 

【平成5年度】50歳名人誕生

米長邦雄名人

佐藤康光竜王

羽生善治四冠(棋聖・王位・王座・棋王)

谷川浩司王将

 

【平成6年度】谷川王将が夢の七冠阻止。

羽生善治竜王・名人(棋聖・王位・王座・棋王)

谷川浩司王将

 

【平成7年度】羽生善治六冠、夢の七冠独占。

羽生善治竜王・名人(棋聖・王位・王座・棋王・王将)

 

【平成8年度】三浦弘行五段が棋聖を奪取し、七冠の牙城を崩す。

羽生善治名人(王位・王座・棋王・王将)

谷川浩司竜王

・三浦弘之棋聖

 

【平成9年度】谷川浩司竜王が十七世名人の資格を得る。

谷川浩司竜王・名人

羽生善治四冠(王位・王座・棋王・王将)

・屋敷伸行棋聖

 

【平成10年度】藤井猛六段が藤井システムを駆使し、竜王を獲得。

佐藤康光名人

藤井猛竜王

羽生善治四冠(王位・王座・棋王・王将)

郷田真隆棋聖

 

【平成11年度】谷川浩司九段が棋聖に復位。

佐藤康光名人

藤井猛竜王

羽生善治四冠【王位・王座・棋王・王将】

谷川浩司棋聖

 

【平成12年度】羽生善治四冠が五冠に到達。この年対局数と勝数は歴代1位。

丸山忠久名人

藤井猛竜王

羽生善治五冠(棋聖・王位・王座・棋王・王将)

 

【平成13年度】羽生善治四冠が竜王に復位。

羽生善治竜王(王位・王座・棋王)

丸山忠久名人

郷田真隆棋聖

佐藤康光王将

 

【平成14年度】森内俊之新名人誕生。

羽生善治竜王(王座・王将)

森内俊之名人

佐藤康光棋聖

谷川浩司王位

丸山忠久棋王

 

【平成15年度】二冠が3人並び立つ。その後、森内俊之竜王は名人も奪取。

羽生善治名人(王座)

森内俊之竜王(王将)

谷川浩司二冠(王位・棋王)

佐藤康光棋聖

 

【平成16年度】20歳の新竜王誕生。ここから連覇する。

森内俊之名人

渡辺明竜王

羽生善治四冠(王位・王座・棋王・王将)

佐藤康光棋聖

 

【平成17年度】森内俊之名人が棋王奪取。

森内俊之名人(棋王)

渡辺明竜王

羽生善治三冠(王位・王座・王将)

佐藤康光棋聖

 

【平成18年度】佐藤康光棋聖、永世棋聖の資格を得る。

森内俊之名人

渡辺明竜王

羽生善治三冠(王位・王座・王将)

佐藤康光二冠(棋聖棋王)

 

【平成19年度】森内俊之名人が十八世名人の資格を得る。

森内俊之名人

渡辺明竜王

佐藤康光二冠(棋聖棋王)

羽生善治二冠(王座・王将)

深浦康市王位

 

【平成20年度】羽生善治十九世名人の資格を得る。

羽生善治名人(棋聖・王座・王将)

渡辺明竜王

深浦康市王位

久保利明棋王

 

【平成21年度】久保利明棋王が二冠に。

羽生善治名人(王座・棋聖)

渡辺明竜王

久保利明二冠(棋王・王将)

深浦康市王位

 

【平成22年度】広瀬章人六段、振り飛車穴熊を駆使して王位を奪取

羽生善治名人(王座・棋聖)

渡辺明竜王

久保利明二冠(棋王・王将)

広瀬章人王位

 

平成23年度】羽生世代復権

渡辺明竜王(王座)

森内俊之名人

羽生善治二冠(王位・棋聖)

佐藤康光棋王

郷田真隆王将

 

平成24年度】渡辺竜王が一気に三冠に。三冠の棋士が二人は史上初。

渡辺明竜王(棋王・王将)

森内俊之名人

羽生善治三冠(王位・王座・棋聖)

 

【平成25年度】森内俊之名人が渡辺明竜王の連覇を止める。三霊獣時代が続く。

森内俊之竜王・名人

羽生善治三冠(王位・王座・棋聖)

渡辺明二冠(棋王・王将)

 

平成26年度】糸谷哲郎竜王誕生。

羽生善治名人(王位・王座・棋聖)

糸谷哲郎竜王

渡辺明棋王

郷田真隆王将

 

平成27年度】渡辺明棋王竜王に復位。

羽生善治名人(棋聖・王位・王座)

渡辺明竜王(棋王)

郷田真隆王将

 

平成28年度】佐藤天彦新名人誕生。

渡辺明竜王(棋王)

佐藤天彦名人

羽生善治三冠(王位・王座・棋聖)

久保利明王将

 

【平成29年度】羽生善治棋聖永世七冠達成。

羽生善治竜王(棋聖)

佐藤天彦名人

菅井竜也王位

中村太地王座

渡辺明棋王

久保利明王将

 

【平成30年度】叡王戦がタイトル戦に昇格。高見五段が新叡王に。

広瀬章人竜王

佐藤天彦名人

豊島将之二冠(王位・棋聖)

渡辺明二冠(棋王・王将)

・高見泰地叡王

斎藤慎太郎王座

 

長くなりましたが、以上のようになっています。

しかし、ずっと羽生先生の名前があるのは本当凄いですよね。まさに平成の絶対王者です。

こうやってみるとあんな時があったな~とか思い出しますよね。

平成の次の時代は誰が将棋界の覇権を握るのでしょうか。

一般棋戦優勝回数トップ10とその内訳

先週第回NHK杯将棋トーナメントの決勝戦が放送されました。

平成最後のNHK杯となる決勝戦は、羽生善治九段が郷田真隆九段を角換わりの戦いから▲4三歩という新手を披露し、そのまま攻めきり通算11回目となる優勝を飾りました。

そしてこの優勝で一般棋戦(タイトル戦以外の棋戦)での優勝回数が45回目となり、大山康晴十五世名人の44回の記録を更新し、歴代1位となる記録をまた打ち立てました。

 

ということで今回は一般棋戦優勝回数歴代トップ10とその内訳を調べてみました。日本将棋連盟のHPの棋士データベースを参考に作っています。

 リンクはこちらに貼っておきます。

現役棋士一覧|棋士データベース|日本将棋連盟

 

それではさっそくどうぞ!

 

1位羽生善治NHK杯 45回(朝日杯5回、朝日オープン選手権4回、全日本プロ3回、銀河戦5回、NHK杯11回、早指し戦3回、JT杯5回、新人王戦1回、勝抜戦4回、天王戦2回、若獅子戦2回)

 

2位大山康晴十五世名人 44回(王座戦9回、NHK杯8回、早指し戦4回、日本将棋連盟杯4回、高松宮賞2回、産経杯1回、早指し王位戦4回、名将戦1回、JT杯1回、勝抜戦1回、その他9回)

 

3位中原誠十六世名人 28回(王座戦10回、NHK杯6回、早指し戦3回、JT杯1回、勝抜戦3回、日本将棋連盟杯1回、古豪新鋭戦1回、最強者決定戦1回、名将戦2回)

 

4位加藤一二三九段 23回(王座戦1回、NHK杯7回、早指し戦3回、JT杯2回、天王戦1回、名将戦1回、高松宮賞3回、日本一杯2回、六・五・四段戦1回、早指し王位戦1回、その他1回)

 

5位谷川浩司九段 22回(全日本プロ7回、銀河戦1回、NHK杯1回、JT杯6回、勝抜戦3回、天王戦2回、若獅子戦1回、名棋戦1回)

 

6位米長邦雄永世棋聖 16回(NHK杯1回、早指し戦4回、JT杯3回、勝抜戦1回、日本将棋連盟杯2回、古豪新鋭戦1回、名将戦4回)

 

7位内藤國雄九段 13回(王座戦1回、棋王戦1回、NHK杯1回、勝ち抜き戦1回、日本将棋連盟杯2回、最強者決定戦3回、名将戦3回、東西対抗勝継戦1回)

 

7位森内俊之九段 13回(全日本プロ2回、NHK杯3回、早指し戦1回、早指し新鋭戦2回、JT杯1回、新人王戦3回、勝ち抜き戦1回)

 

9位佐藤康光九段 12回(銀河戦3回、大和証券杯1回、NHK杯3回、JT杯2回、早指し新鋭戦2回、勝ち抜き戦1回)

 

9位丸山忠久九段 12回(全日本プロ1回、NHK杯1回、早指し戦1回、JT杯1回、新人王戦2回、勝ち抜き戦4回)

 

内訳の中には王座戦棋王戦といった、現在タイトル戦で行われているものがありますが、これはタイトル戦に昇格する前の一般棋戦時代のものとなっています。

1位は先にも述べたように羽生先生が1位ですが、現在行われているNHK杯では4連覇、朝日杯では3連覇など早指し棋戦でも圧倒的強さを誇っています。

2位は大山先生。その他という項目が気になりますが、正直なところこの9回が何を表しているのかは不透明で、未だに将棋ファンの間でも謎といわれています。

3位は中原先生。やはりタイトル戦でも強い棋士は早指し棋戦でも強いという印象を受けます。

4位には加藤先生が入っています。さすが「一分将棋の神様」の名の通り早指し棋戦は得意にしていたというのがわかります。

5位は谷川先生。注目すべきは全日本プロトーナメントを7回!優勝しているということ。あのほぼ並列なトーナメントを勝ち抜くのは凄いですよね。。

 

ちなみに現在、渡辺明二冠は10回、藤井聡太七段は3回となっています。

羽生先生はどこまで記録を伸ばしていくのか、またこの記録を破る棋士は今後現れるのか非常に注目です!

将棋界同一タイトル連覇記録

どうもstsです。

本日、第44期棋王戦第4局が行われました。

角換わりから後手番の広瀬章人竜王が先に仕掛ける展開となりましたが、渡辺明棋王が上手く攻撃をいなし、難しい戦いを制し、棋王7連覇を達成しました。

 

Twitterの方でもあげましたが、同一タイトル7連覇というのは、歴代10位タイの記録となっています。

 

 

 

今回は同一タイトルということで、「まったく同じタイトル」ということで調べました。タイトル戦の繋がりを意識するならば大山康晴十五世名人が九段戦の終わりから、十段戦の初めにかけて10連覇を達成しています。これも入れるとすると渡辺明棋王の今回の記録は歴代11位タイとなります。

歴代1位は何といっても羽生善治九段の19連覇。恐ろしい記録ですよね。歴代トップ10の中に羽生善治九段と大山康晴十五世名人の名前が4つずつあるというのが凄いですよね。逆に中原誠十六世名人が1つしか入っていないのは意外でした。

そして渡辺棋王の記録は竜王の9連覇に続き2つ目となります。

 

ちなみに個人の最高記録だけのランキングだと

1位羽生善治九段 19連覇(王座)

2位大山康晴十五世名人 13連覇(名人)

3位中原誠十六世名人 9連覇(名人)

3位渡辺明二冠 9連覇(名人)

5位佐藤康光九段 6連覇(棋聖)

6位木村義雄十四世名人 5連覇(名人)

6位米長邦雄永世棋聖 5連覇(棋聖)

8位塚田正夫名誉十段 4連覇(九段)

8位谷川浩司九段 4連覇(王将)

8位森内俊之九段 4連覇(名人)

 

このようになっています。全員永世称号者、もしくは永世称号保持者です。

羽生善治九段→永世竜王永世名人(十九世名人)、永世王位名誉王座永世棋王永世王将、永世棋聖、名誉NHK杯

渡辺明二冠→永世竜王永世棋王

佐藤康光九段→永世棋聖

谷川浩司九段→永世名人(十七世名人)

森内俊之九段→永世名人(十八世名人)

 

この状況を分析すると4連覇以上すると何かしらの永世称号を獲得しているともいえます。となると現在名人を3連覇の佐藤天彦名人は、次の名人戦で防衛すれば何かしらの永世称号を獲得する棋士になる可能性が大きくなりそうです。

 

渡辺明棋王はどこまで棋王の連覇を伸ばすのか、はたまた誰がその記録を止めるのか、非常に注目です!

A級順位戦、通算在位数ランキング

どうもstsです。

 

今回もA級順位戦に関する記事です。

先日、A級順位戦の最終9回戦が行われましたが、挑戦争い以外で注目されるのはやはり生き残りをかけた残留争いです。

今期は三浦弘行九段が勝利し残留を決め来期は18期目のA級となります。

そこで今回はA級での通算在位数ランキングを調べてみました。

 

順位戦データベース様のサイトの記録を参考に作らせていただきました。

将棋順位戦データベース

こちらのページでは通算在位数以外にも、連続在位数や勝数記録、勝率記録などがまとめられています。しかし2015年の更新を最後に更新が止まっており、今回は更新されてないいない分を追加してみた形です。

それではさっそくどうぞ!

 

 1位大山康晴十五世名人 44期(名人18期含む)

2位加藤一二三九段 36期(名人1期含む)

3位谷川浩司九段 32期(名人5期含む)

4位升田幸三実力制第四代名人 31期(名人2期含む)

5位中原誠十六世名人 29期(名人15期含む)

6位塚田正夫実力制第二代名人 28期(名人2期含む)

7位二上達也九段 27期

8位米長邦雄永世棋聖 26期(名人1期含む)

8位羽生善治九段 26期(来期27期目・名人9期含む)

10位丸田祐三九段 24期

11位森内俊之九段 22期(名人7期含む)

11位佐藤康光九段 22期(来期23期目・名人2期含む)

13位有吉道夫九段 21期

14位灘蓮照九段 17期

14位内藤國雄九段 17期

14位三浦弘行九段 17期(来期18期目)

17位大野源一九段 16期

17位花村元司九段 16期

19位桐山清澄九段 14期

19位丸山忠久九段 14期(名人2期含む)

 

やはり名人経験者は上位に食い込んでいますね。トップ20には、大山康晴十五世名人

に名人を奪われ引退した木村義雄十四世名人と現名人である佐藤天彦名人以外の名人経験者が全て入っています。

 

そして歴代1位は、通算44期(!)という大山康晴十五世名人です。亡くなるまでA級に在位し続けたというまさに最強の棋士という感じがします。

2位は、現在「ひふみん」の愛称で親しまれている加藤一二三九段。加藤九段も還暦を超えてなおA級に在籍していた数少ない棋士の一人です。

そして3位は谷川浩司九段。谷川九段は、今も現役でB級1組に在籍中です。ふたたびA級に戻ってくる姿をみたいファンも多いのではないでしょうか。

 

そして今期残留を決めた棋士で見てみると、羽生善治九段は、来期7位タイとなる27期目となり、師匠である二上達也九段に並びます。

佐藤康光九段は、いよいよ歴代トップ10も見えるところまで記録を伸ばしており、三浦九段も通算20期が見えてきました。

来期のA級順位戦はどのようなドラマが待っているのか、またどこまで記録を伸ばすか、非常に楽しみです!

 

※追記(2020年6月4日)

最新版はこちらにあります。

是非こちらも是非ご覧ください。

oknsts1018.hatenablog.com

 

将棋界、歴代三冠達成者

どうもstsです。

3月1日、第77期A級順位戦最終一斉対局が行われました。

「将棋界の一番長い日」、また近年では「名人戦第0局」ともいわれるA級最終局は、豊島将之二冠が8勝1敗の成績で名人挑戦権を獲得しました。

豊島二冠は、昨年開幕から5連勝という絶好のスタートを切るものの後半失速してしまい、プレーオフの末挑戦権を逃していました。今期も開幕5連勝のあと負けを喫しましたが、その後も勝ち続け今年は挑戦権を掴み取りました。

豊島二冠は、王位・棋聖と合わせた三冠に向けてのタイトル戦となります。

ということで今回は過去に将棋界で三冠を達成した棋士を調べてみました。

さっそくどうぞ!

 

 

升田幸三実力制第四代名人

三冠達成:1957年(名人・九段・王将※全冠制覇)

将棋界で初の三冠を達成したのは、「新手一生」を掲げ今なおファンを魅了してやまない升田幸三実力制第四代名人です。

当時はタイトルが名人・十段・王将の3つしかなく、その全てを独占し三冠達成となりました。

 

 大山康晴十五世名人

三冠達成:1959年(名人・九段・王将※全冠制覇)

五冠達成:1962年(名人・十段・棋聖・王位・王将※全冠制覇)

升田先生が三冠達成した後に覇権を握ったのはその弟弟子にあたる「将棋界の巨人」、大山康晴十五世名人でした。

大山先生は、タイトルが4つに増えたときも四冠を独占、5つに増えたときも五冠独占と圧倒的な強さを誇り、タイトルを通算で80期獲得しました。

 

中原誠十六世名人

三冠達成:1972年(名人・十段・棋聖)

五冠達成:1978年(名人・十段・棋聖・王位・王将)

長らく続いた大山先生の時代を取って代わるように現れたのは「棋界の太陽」中原誠十六世名人でした。

1972年に三冠達成するとその後タイトルを増やし大山先生以来となる五冠を達成。当時はタイトルが6つであったためラスト1つとなる棋王に挑戦しましたが、加藤一二三棋王(当時)に阻まれ夢の全冠独占とはなりませんでした。

 

米長邦雄永世棋聖

三冠達成:1984年(棋聖棋王・王将)

四冠達成:1984年(十段・棋聖棋王・王将)

中原先生が六冠独占失敗後、タイトルはばらけ6人で6タイトルを分け合います。その中で「泥沼流」米長邦雄永世棋聖は、じわじわタイトルを増やし三冠となります。

そして勢いそのままに中原先生から十段も奪取し、「世界一将棋の強い男」とも称されました。

 

谷川浩司九段

三冠達成:1988年(名人・王位・棋王)

四冠達成:1992年(竜王棋聖・王位・王将)

米長先生が四冠達成後、7人で7大タイトルを分け合うという戦国時代に突入します。そこで抜け出したのは、「光速の寄せ」でお馴染み、谷川浩司九段でした。

三冠達成後の4年後よ1992年の後期の棋聖戦では棋聖を奪取し、四冠に到達し最優秀棋士賞を受賞しました。

 

羽生善治九段

三冠達成:1992年(竜王・王座・棋王)

七冠達成:1996年(竜王・名人・棋聖・王位・王座・棋王・王将※全冠独占)

谷川先生が四冠を達成した年の竜王戦に挑戦者としてきたのは、今では誰もが知る存在「将棋界のスーパースター」羽生善治九段でした。

結果は羽生二冠が奪取し、三冠となり、谷川先生とタイトルの数で逆転をすることとなり、。さらにその後もタイトルを増やし続け1996年には夢の七冠達成しました。

 

森内俊之九段

三冠達成:2004年(竜王・名人・王将戦)

七冠達成後は、羽生先生を中心に将棋界が回りますが、2003年からは、「鋼鉄の受け」で知られる森内俊之九段が活躍します。

竜王・王将・名人と全て羽生先生から連続で奪取し、三冠達成の翌日の毎日新聞で「森内に死角なし」の見出しは非常に印象に残っています。

 

渡辺明二冠

三冠達成:2013年(竜王棋王・王将)

2012年の時点では、タイトル7つの内6つを4人の羽生世代の棋士で占めていました。そこで一気に三冠まで登り詰めたのは「将棋界の冬将軍」渡辺明二冠でした。

この時は羽生先生も当時、王位・王座・棋聖の三冠で三冠が二人並び立っているという将棋界初のことで、森内名人と合わせて「三霊獣」とも言われました。

 

以上が過去に三冠を達成した棋士8名です。

いずれも名棋士ばかりですね。

 

さあ4月から始まる名人戦佐藤天彦名人が4連覇を達成し、二十世名人に王手を掛けるのか、それとも豊島二冠が三冠を達成して名棋士への中に名を残すことができるのか。

非常に楽しみです!

 

※追記(2021年12月5日)

豊島二冠(当時)はその後名人を奪取して、史上9人目の三冠達成となりました。

また2021年藤井聡太二冠(当時)も叡王を奪取して史上10人目の三冠達成者となっています。

幕末志士、主なゲーム実況シリーズ

どうもstsです。

 

今回はニコニコ界のゲーム実況者、幕末志士さんに関する内容です。

先日、幕末志士の坂本さんが無期限の活動休止をするということでネット上では大いに話題になりました。やはり今年に入ってから様々な騒動が起きていたこともあり、疲れもあってか、活動休止を休止するということになり、幕末志士としての活動や幕末生も一旦ストップということになりました。

また気が戻れば実況動画を投稿してくれると信じて気ながに待っていたいと思います。

 

さて今回は幕末志士が投稿した主なゲーム実況シリーズ10作をまとめてみました。どれも面白いものばかりです。

さっそくどうぞ!

 

①くにお時代劇

記念すべき幕末志士の最初の動画はこのくにおくんから始まりました。ユニークな技名が魅力のシリーズですが、3月公開予定の最終話で完結予定です。

また2016年にはくにおくん30周年企画としてコラボ実況動画が公開されました。

(投稿作品)

・くにお時代劇(其の壱~其の拾壱)

 ・熱血硬派くにおくん

くにおくんサッカー

ダウンタウン熱血物語

ダウンタウン熱血行進曲

・いけいけ熱血ホッケー

・熱血すとりーとバスケット

 

②奴が来る

もはや幕末志士の代名詞ともいえるようになった動画。マリオのゲームに出てくる1upキノコから逃げつつ赤く血塗られた小判を集めきるという独自に開発したルールで視聴者を魅力します。

 昨年の年末生放送の「ゆく年来る年幕末志士」では、久々となる奴が来るを生放送でプレイしました。

(投稿作品)

・奴が来る(壱~六)

 

 

③ラジオドラマ

二人の声と静止画のラジオドラマ。「君への愛は文鎮の如し」は、書道を巡る恋愛ストーリー。「十兵衛」は、娘をめぐって戦いに行くお話です。

幕末ラジオの中では「浦島太郎」や「桃太郎」、「もののけ姫」といった実際の話を独自にリメイクした動画も公開されました。

(投稿作品)

・君への愛は文鎮の如し

・十兵衛

 

トルネコ

こちらも奴がくると同じく、坂本さんのみがプレイして、西郷さんは感染力専門となっている作品。

前編が公開されてから2年後に後編がアップされたのも注目ポイントです。

トルネコ(前編・後編)

 

 ⑤極

いわゆる極シリーズ。しばらく活動を休止していた幕末志士が2014年に復帰した際に公開されたスマブラ64と2015年に公開されたマリオカート64の動画を極シリーズと呼んでいます。

また2018年には生放送で久々にプレイしたマリオカートの動画も投稿されています。

(投稿作品)

スマブラ64

マリオカート64

マリオカート64リベンジ

 

 

⑥西郷ゲーム

幕末ラジオや幕末生にて、西郷さん自身が制作したゲームで、過去に約50作作られています。その中で好評だったり、面白かったものが、アーカイブとして挙げられています。

(投稿作品)

・奴

・奴2

・ノスタル志士

・バクゴンクエス

・奴3

・ノスタル志士Ⅱ

・BATHER

・POOR MAN

・爆笑男

・多弁探偵SAKA

 

⑦パニカス拳

唯一の坂本さんソロ実況動画。過去には奴が来るのようにプレイするのは坂本さんで、西郷さんは横で見ておく、というパターンがありましたが、パニカス拳では西郷さんは一切登場しません。坂本さんの饒舌トークは見ものです。

(投稿作品)

・パニカス拳(1~5)

 

進撃の巨人

もともとは、ニコニコ闘会議での公開作品が始まりで、その後発売直前スペシャルの生放送などプレイしていたのがあります。

収録での作品としても何作か公開されており、西郷さんの常人離れしたゲームテクニックには非常に見ものです。

(投稿作品)

・進撃の幕末志士(序・坂本編・西郷編)

・進撃の幕末志士2(序)

 

黒歴史

幕末ラジオ内で公開された坂本さんさんの黒歴史を語ってください。という質問メールから始まったもので、坂本さんが過去の黒歴史を赤裸々に語る動画。

現在3作品公開されていることもあり、「黒歴史三部作」といわれることも。そして全体公開はされていませんが、幕末生の中では中学生編の黒歴史も語られました。

(投稿作品)

高校デビュー失敗編

ネトゲデビュー失敗編(ExLove)

ネトゲデビュー失敗編(RO編)

 

⑩PUBG

比較的昔のゲームを、実況することが多いお二人ですがこのシリーズでは珍しく現代のゲームを、行っているのが特徴。2017年の年末や2018年には生放送で実際にプレイしました。

(投稿作品)

・PUBG(#1・#2)

・イモカス拳

 

 

正直どのシリーズを見てもハズレがないと言ってもいいほど面白い作品ばかりです。

幕末志士の坂本さんは、活動休止をされるということですが、またいつか戻ってきて西郷さんと楽しくゲームをして、また動画を投稿してくれると信じています!

 

 

近年のSASUKEのゼッケン、98番・99番・100番(第25回大会から第41回大会まで)

どうもstsです。

 

今回はSASUKEに関する記事です。

SASUKEは、今年の年末の放送で第41回という記念大会を迎えます。近年は芸能人やYouTuberからの参戦なども増えており、テレビでご覧になれている方も多いのではないでしょうか。

当ブログでは過去、2010年以降の第4期SASUKE(第25回大会~)のゼッケン98番・99番・100番の記事を書きましたが、今回はそれの追加版で前回より少々詳しく書いてみました。

oknsts1018.hatenablog.com

それでは、どうぞ!

 

【第25回大会】

98番→秋山和彦(史上初の完全制覇者)

99番→長野誠(史上2人目の完全制覇者)

100番→漆原裕治(史上3人目の完全制覇者)

 

この大会は漆原さんが完全制覇した次の大会。今までの成績は一旦リセットということで、抽選でゼッケンが決められました。ただし過去完全制覇をした3人はシード扱いで、最後の3人を達成した順に挑みました。

 

【第26回大会】

98番→橋本亘司(前回最優秀成績者)

99番→長野誠(史上2人目の完全制覇者)

100番→漆原裕治(史上3人目の完全制覇者)

前回最優秀成績だった橋本さんが98番で挑戦しましたが、この大会はアメリカ勢が大活躍し、日本勢は大苦戦。唯一奥山義行さんが3rdへ進出しましたが、演出の都合か放送では奥山さんが98番扱いになっていました。

 

【第27回大会】

98番→奥山義行(前回最優秀成績者)

99番→漆原裕治(史上3人目の完全制覇者)

100番→長野誠(史上2人目の完全制覇者)

前回・前々回と100番の重みもあってか辛酸を嘗めていた漆原さん。今回は長野さんとゼッケンを入れ替える形となりました。これが功を奏したかともに3rdステージに進出。そして漆原さんはそのままSASUKE唯一となる2度目の完全制覇を達成しました。

 

【第28回大会】

98番→山本進悟(SASUKEオールスターズ)

99番→山田勝己(SASUKEオールスターズ)

100番→長野誠(SASUKEオールスターズ)

この大会は「オールスターズ最後の戦い」と名打っていただけあって、最後5人をオールスターズで固めました(96番が秋山さん、97番が竹田敏浩さん)。そして秋山さん・山本さん(次の大会で引退撤回)・山田さん(後に復活)は引退となりました。

 

【第29回大会】

98番→又地諒(前々回大会ファイナリスト)

99番→漆原裕治(唯一の2度の完全制覇者)

100番→長野誠(史上2人目の完全制覇者)

長野さんは3大会連続でゼッケン100。そして98番と99番は前々回大会共にファイナルに進出した二人が務めました。前回オールスターズ最後の戦いで後半のゼッケンを貰えなかった分をこの回で貰えたというところでしょうか。

 

【第30回記念大会】

2998番→朝一眞(前回成績2位)

2999番→長野誠(史上2人目の完全制覇者)

3000番→森本裕介(前回最優秀成績者)

第30回記念大会ということで、この大会は2901番~3000番となっています。記念大会ということもあり、3000番は長野さんと思い込んでいたら、森本さんということで驚いたの覚えています。実は森本さんは完全制覇する前に一度殿を経験しています。

 

【第31回大会】

98番→長野誠(史上2人目の完全制覇者)

99番→漆原裕治(唯一の2度の完全制覇者)

100番→又地諒(前回最優秀成績者)

長野さんが久々に98以前のゼッケンをつけた珍しい大会。そしてゼッケン100番は、自身2度目となるファイナリストとなった又地さんが務めました。そんな中で完全制覇したのが森本さん。史上4人目となる完全制覇を達成しました。

 

【第32回大会】

98番→竹田敏浩(SASUKEオールスターズ)

99番→山本進悟(SASUKEオールスターズ)

100番→長野誠(SASUKEオールスターズ)

 この大会をもって長野さんが引退を表明。長野さんが100番。そして98番・99番は、盟友であるオールスターズの2人が務めました。長野さんの最後のSASUKEでの戦いはYou Tubeでもご覧になれるので是非。

 

【第33回大会】

98番→長崎峻侑(前回3rdステージ進出)

99番→川口朋広(前回3rdステージ進出)

100番→森本裕介(史上4人目の完全制覇者)

20周年記念大会。前回社会人1年目ということもあり欠場した森本さんが今大会から復帰。この大会からは、99番川口さん100番森本さんというのが増えていきます。今大会からウルトラクレイジークリフハンガーが登場しました。

 

【第34回大会】

98番→川口朋広(第30回大会ファイナリスト)

99番→漆原裕治(1stステージリタイアなら引退)

100番→森本裕介(史上4人目の完全制覇者)

この第34回大会前まで3大会連続で1stリタイアと不振にあえいでいた漆原さん。完全制覇者としてかっこ悪い姿を見せられないと1stリタイアなら引退と決意の挑戦。ゼッケンも3大会ぶりの99番となりました。結果は見事クリア。引退を回避しました。

 

【第35回大会】

98番→ドリュー・ドレッシェル(前回成績3位)

99番→川口朋広(前回成績2位)

100番→森本裕介(史上4人目の完全制覇者)

前回大会成績トップ3がラスト3人を務めました。今大会は、1stステージの最終エリアがそり立つ壁になり、よりハラハラ感が増しました。そして森本さんが第6期初のファイナリストとなりました。

 

【第36回大会】

98番→樽美酒研二(前回大会芸能人で唯一2nd進出)

99番→川口朋広(前回成績2位)

100番→森本裕介(史上4人目の完全制覇者)

前回成績上位の川口さん、森本さんが100番と99番を固めました。そして98番をつけたのは芸能人のゴールデンボンバー樽美酒研二さん。出るごとに成績を伸ばしていく様があり、この大会でも悲願の3rdステージへの進出を決めました。

 

【第37回大会】

98番→ジェシー・グラフ(女性初の3rdステージ進出者)

99番→川口朋広(3大会連続3rdステージ進出中)

100番→森本裕介(史上4人目の完全制覇者)

前回出場時、女性として初めて3rdステージ進出という快挙を果たしたジェシーさんが98番。女性が98番以降をつけたのは現在この大会のみとなっています。99番・100番は前回、前々回同様、川口さん・森本さんの二人となりました。

 

【第38回大会】

98番→長野誠(史上2人目の完全制覇者)

99番→漆原裕治(史上3人目の完全制覇者)

100番→森本裕介(史上4人目の完全制覇者)

この大会で復活を決めた山田さんに合わせて、長野さんもコロナで大変な日本に元気を与えたいと電撃復活。近年成績を戻した漆原も99番となり、ラスト3人は完全制覇者となりました。この大会では森本さんが自身2度目の完全制覇を果たしました。

 

【第39回大会】

98番→川口朋広(第30回大会ファイナリスト)

99番→漆原裕治(史上初2度の完全制覇者)

100番→森本裕介(史上2人目2度の完全制覇者)

前回大会で森本さんが完全制覇を果たしたこともあってか、99番と100番は2度の完全制覇者二人が務めました。しかし1stステージ途中からの雨が降り始めます。まさかのラスト3人連続がそり立つ壁でリタイアとなりました。

 

【第40回記念大会】

3998番→長野誠(史上2人目の完全制覇者)

3999番→漆原裕治(史上3人目の完全制覇者)

4000番→森本裕介(史上4人目の完全制覇者)

第40回記念大会ということで、ゼッケンは3901番~4000番。ラスト3人の並びは第38回大会と同じですが、今回は3997番を史上初の完全制覇者の秋山和彦さんがつけました。ラスト4人が完全制覇者という記念大会にふさわしいメンバーでした。

 

【第41回大会】

98番→多田竜也(前回大会ファイナリスト)

99番→山本良幸(前回大会ファイナリスト)

100番→森本裕介(前回大会ファイナリスト)

SASUKE2023のゼッケン。今大会は前回大会ファイナリストとなった3名がラスト3人を務めることとなりました。多田さんも山本さんも近年抜群の成績を残していましたが、98番以降のゼッケンを貰えていませんでした。今大会はどうなるか注目です。

 

以上のようになっています。

第4期からの歴史で振り返ると第25回大会~第31回大会までは基本的には漆原さんと長野さんが99番と100番を務めることが多く、第33回大会からは川口さんと森本さんが99番と100番を務めることが多りなり、近年は漆原さんと森本さんという現役の完全制覇者が99番と100番を務めています。

いよいよオンエア日が近づいているSASUKE2023。非常に楽しみです!

ではまた!