どうもstsです。
昨日、今日と羽生善治竜王と広瀬章人八段による第31期竜王戦第1局が行われました。2年連続となる公開対局で戦型は角換わり相腰掛け銀となりました。
難解な局面がずっと続き、広瀬八段が優勢になったと思った局面で羽生竜王が銀・金さらに飛車と持ち駒を自陣に投入。見違えるような堅さを作り局面は逆転し、羽生竜王の先勝となりました。
羽生竜王にとっては、この竜王を防衛できれば前人未踏のタイトル通算100期、失冠すれば実に27年ぶりの無冠となります。まずは通算100期に向けて幸先の良いスタートを切りました。
一方の広瀬八段は、初の竜王位がかかったタイトル戦。次の第2局は先手となるためどのような戦型でくるか注目です。広瀬八段は振り飛車穴熊のイメージが強いので今回のタイトル戦で登場するのかも注目ですね。
さて、竜王戦といえば1組~6組にクラス分けされているのが特徴ですよね。今期の挑戦者広瀬章人八段は1組2位からの本戦出場でした。そこで今回は1組在籍数(竜王在位期間も含む)ランキングを調べてみました。
さっそくどうぞ
3位高橋道雄九段 23期
5位丸山忠久九段 20期(来期21期目)
6位中原誠十六世名人 18期
6位郷田真隆九段 18期
9位森下卓九段 17期
10位南芳一九段 16期
まず目についたのは、高橋道雄九段。竜王戦の番勝負への登場こそないものの、現在歴代3位の23期。今期は1組で1回戦負けし、5位決定戦の初戦でも敗れてしまったため、来期は2組からの出場となります。同世代の谷川九段よりも多く在籍していたのは知りませんでした。
そして連続という括りで見ると羽生竜王が26期でトップなのですが、佐藤康光九段は、一度も2組に落ちずに25期連続在籍中。これは羽生竜王も渡辺棋王も2組に落ちた経験があるため、かなり凄い記録といえます。
そして中原十六世名人も歴代6位に入っています。中原十六世名人は、引退するまで1組に在籍しており、当時は60歳を超えてなお1組に在籍する凄さを痛感していました。
さあ次の第2局は、どうなるのでしょうか。戦型は横歩取りになると予想しておきます。第2局も楽しみです!