藤井聡太七段、歴代中学生棋士との対決

どうもstsです。

 

今回は将棋がテーマです。

本日、藤井聡太七段と谷川浩司九段の対局が王将戦二次予選の決勝で実現しました。谷川九段もかつて中学生棋士としてデビューしており、新旧中学生棋士対決となり注目が集まっていました。

そしてこの対局により藤井七段は、歴代中学生棋士と対戦したことになります。

藤井聡太七段は、14歳でプロ入りし、史上最年少棋士として注目を浴びるとその注目に応えるようにデビュー後歴代最高記録を更新する29連勝を達成。この連勝記録は将棋界を超えて話題となり、藤井フィーバーとさえ言われました。その後も幾多の最年少記録を更新し続けています。

今回はその藤井七段と歴代中学生棋士の対戦をまとめてみました。段位は当時のものとなっております。

さっそくどうぞ!

 

藤井聡太四段【史上5人目の中学生棋士】VS加藤一二三九段【史上初の中学生棋士の】

藤井七段のプロデビュー戦となった対局ですね。

加藤一二三九段といえば、14歳でプロ入りするとそこから順位戦で毎年昇級し、19歳の若さでA級に昇級した棋士。その後も大山康晴十五世名人や中原誠十六世名人、米長邦雄永世棋聖と数々の名勝負を繰り広げ、タイトルは名人を含む通算8期(歴代9位タイ)獲得しました。

対局は、加藤九段の得意戦法である相矢倉。

結果藤井七段の勝利となりここから29連勝の記録が始まりました。

 

藤井聡太五段【史上5人目の中学生棋士】VS羽生善治竜王【史上3人目の中学生棋士

公開対局ということもあり非常に注目が集まった対局。

羽生先生といえば、将棋界を越えて誰でもが知る絶対王者。15歳でプロ入りすると19歳のとき初タイトル竜王を獲得。その後もタイトルを獲得し続け、1996年には七冠独占。2017年には永世七冠を成し遂げ国民栄誉賞も受賞しました。タイトルは通算99期(歴代1位)獲得しています。

戦型は、羽生竜王の雁木に対して藤井五段が先に仕掛けて攻める展開に。

結果は藤井五段の勝利となり、その後の決勝も勝利し、初優勝となりました。

 

渡辺明棋王【史上4人目の中学生棋士】VS藤井聡太七段【史上5人目の中学生棋士

前回の羽生竜王から一年後、今度は決勝の舞台で渡辺明棋王と対戦。

渡辺先生といえば、15歳でプロ入りを決めた後、20歳で竜王を獲得。その後も竜王を防衛し続け、羽生先生との永世竜王を懸けた戦いにも勝利し、初代永世竜王に輝きます。その後もタイトル戦で活躍を続け、永世棋王の称号も獲得しています。タイトル通算獲得数は23期(歴代5位)獲得しています。

戦型は渡辺棋王が雁木に組むも、藤井七段が渡辺棋王の読みを上回る読み筋を披露し見事勝利。朝日杯の連覇を成し遂げます。

 

藤井聡太七段【史上5人目の中学生棋士】VS谷川浩司九段【史上2人目の中学生棋士

 そして今日、唯一対戦していなかった谷川浩司九段との対戦がありました。

谷川先生といえば、14歳でプロ入りした後、光速の寄せを武器に21歳で名人を獲得。この名人獲得最年少記録は今なお破られていません。中原誠十六世名人や羽生善治九段とはタイトル戦で幾度と無く対戦し、十七世名人の資格も得ています。タイトルは通算で27期(歴代4位)獲得しています。

戦型は谷川九段が角道を止め、相雁木の形となりました。

結果は藤井七段の勝利。これで藤井七段は初の王将戦の挑戦者を決めるリーグ入り決めました。。

 

藤井七段は歴代中学生棋士との対戦で全て勝利を収めました。

やはり中学生棋士と対戦となると注目が集まりますよね。

先に記したように、かつて加藤先生と谷川先生が名人戦で対決し史上最年少名人が誕生したり、谷川先生と羽生先生の王将戦で七冠達成をしたり、羽生先生と渡辺先生の竜王戦で初代永世竜王が誕生するなど、中学生棋士の対決はどこかで歴史的な対局が交錯しています。

さらに谷川先生が十七世名人の資格を得た名人戦も羽生先生との対決でしたし、羽生先生が永世七冠を決めたのも渡辺先生が相手でした。

このようにいつか藤井七段が歴代中学生棋士の誰かとタイトル戦で対決した際には何か歴史が刻まれるときかもしれません。

もしかしたらこのまま藤井七段が王将リーグを勝ち抜いて渡辺王将に挑戦してタイトル戦で対決して、史上最年少タイトルホルダー誕生ということもありえるかもしれません!

これからも藤井聡太七段の活躍に眼が離せませんね!