どうもstsです。
今回は将棋に関する記事です。
現在、竜王戦の挑戦者が豊島将之名人と木村一基九段どちらがなるのか注目されています。この挑戦者決定戦三番勝負が行われ始めるともうすぐ竜王戦だな~というのが実感します。
そして竜王戦といえば渡辺明三冠の代名詞ともいえるタイトルでした。
棋士の中でも相性の良い棋戦や時期といったものがあり、
例えば
豊島将之名人→春に勝率が高くなる
渡辺明三冠→冬のタイトル戦に強い
森内俊之九段→二日制のタイトル戦で強い
このようなものがあります。
そして羽生善治九段でいえば、特に一日制のタイトル戦で無類の強さを発揮します。
これは有名なお話ですが、どこまで強いのか、調べてまとめてみました。
さっそくどうぞ!
【棋王戦】
羽生九段が獲得した99期のタイトルの内、2期目に獲得したタイトル。
1991年、前年竜王を失い「前竜王」を名乗っていた羽生善治前竜王は、当時二冠だった南芳一棋王に挑戦。3勝1敗で奪取すると以後5連覇して永世棋王の資格を獲得。その後も連覇を重ね12連覇を達成しました。12連覇中は、4年連続ストレート防衛で棋王戦だけで16連勝を達成。また棋王戦の先手番では不敗神話を誇っており、初の棋王獲得時から先手番で25連勝という記録も残しました。
2003年、丸山忠久九段に奪われ、12連覇と先手番不敗神話が途切れますが、2年後に谷川浩司棋王(当時)から奪取し、通算で13期獲得しました、
【王座戦】
もはや羽生九段の代名詞ともいえるタイトル。
1992年、その前の年に谷川浩司先生から王座を奪取した福崎文吾王座(当時)に羽生善治棋王(当時)に挑戦。見事ストレートで奪取すると5連覇を達成し名誉王座の資格を得ると、圧倒的強さを誇り19連覇まで伸ばしました。また19連覇中は6年連続ストレート防衛を果たし王座戦のタイトル戦だけで19連勝を果たしました。
2011年に渡辺明竜王(当時)に奪われるものの翌年リターンマッチ。大激戦を制し王座わ奪い返すと再び5連覇。通算で24期獲得しました。
【棋聖戦】
1日制のタイトルでは最も歴史があり、かつては年に2回行われていた棋聖戦。
1993年、羽生善治が谷川浩司棋聖(当時)から奪うと以後5連覇。その後1期獲得。そして2008年、佐藤康光棋聖(当時)から奪うと以後10連覇達成。10連覇中は3年連続ストレート防衛を果たし、棋聖戦だけで13連勝を達成しました。
2018年に豊島将之八段(当時)に奪われ連覇記録はストップしましたが、棋聖を通算で16期獲得しました。
以上のようになっています。この3タイトルだけで99期分の53期と過半数以上を占めています。
またそれぞれ12連覇、24連覇、10連覇と2桁の連覇記録を作っているのは凄まじいですよね。また棋聖戦に至っては王座戦や棋王戦と違い30代~40代のときに作った記録というのが凄いですよね。
羽生善治九段がまた相性の良い一日制のタイトルをいつか獲得してタイトル通算100期たいうのを見てみたいです!