中学生棋士同士の歴史的タイトル戦

どうもstsです。

 

先日ブログでも触れたように藤井聡太七段が谷川浩司九段との新旧中学生棋士対決を制し、王将リーグ入りを決めました。

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そしてもし藤井聡太七段がそのまま渡辺明王将への挑戦権を得るとはたまた新旧中学生棋士対決となります。

今回は歴代中学生棋士同士の歴史に残るタイトル戦をより詳しく見ていきます。

 

まず歴代中学生棋士(中学生の内にプロ入りを決めた棋士)とは以下の5人を指しています。

※()内の年齢はプロ入りした年齢

史上初の中学生棋士加藤一二三九段(14歳7ヶ月)

史上2人目の中学生棋士谷川浩司九段(14歳8ヶ月)

史上3人目の中学生棋士羽生善治九段(15歳2ヶ月)

史上4人目の中学生棋士渡辺明三冠(15歳11ヶ月)

史上5人目の中学生棋士藤井聡太七段(14歳2ヶ月)

こちらの5名になります。

 

また全員共通して若いときに偉大な記録を作っています。

加藤九段→18歳でA級

谷川九段→21歳で名人

羽生九段→19歳で竜王

渡辺三冠→20歳で竜王

藤井七段→14歳の時29連勝

どれも後世に残り続ける偉大な記録ばかりです。中学生で棋士になると何か偉大な記録を残す。何かONE PIECEでいう「Dの意思」みたいものを感じますね。

 

また中学生棋士のタイトル戦は歴史的な一戦がどこかで交錯します。

1983年:加藤一二三名人と谷川浩司八段が名人戦の舞台で対決。この名人戦で谷川八段が勝利を収めるともとに21歳で最年少名人の座に。

1996年:谷川浩司王将と羽生善治竜王名人が王将戦で対決。結果は羽生竜王名人が王将を奪取し、夢の七冠独占を達成。

2008年:渡辺明竜王羽生善治名人が竜王戦の舞台で対決。結果は3連敗からの4連勝で渡辺明竜王が防衛。初代永世竜王に。

 

そして藤井聡太七段が王将リーグ入りを決めました。そしてもしこのまま王将戦の挑戦者となると渡辺明王将とのタイトル戦になります。そしてさらにもし奪取するとなると史上最年少タイトルホルダーとなり、歴史的なタイトル戦となるでしょう。

 

このさきほど取り上げた3つのタイトル戦の間隔をみると

最年少名人から七冠独占の間隔が13年

七冠独占から初代永世竜王の間隔が12年

そして初代竜王誕生から来年の王将戦の間隔が12年。

 

もし史上最年少タイトルホルダー誕生となると歴史的一戦の繋がり、そして間隔まで一緒と考えると何か起きるような気がしてならないですね。

名人20周期説でも触れましたがこういう周期的なものを考えてみるのも楽しいですよね! 

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藤井聡太七段がまだ挑戦者として確定しているわけではありませんが、このような周期的なものや歴史的なものを見ると挑戦者となるような気がしてきます。

王将リーグ、楽しみにしています!